2017年12月23日

スマホ用チェキプリンタ「プリントス(タカラトミー製)」のファーストレビュー〜電源不要なのにスマホの画像をチェキフィルムに印刷できます。個人的に2017年ガジェット大賞

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スマホ用チェキプリンタ「プリントス」を購入しました。
2017年12月15日、Amazonから届きました。
当初、10月15日頃納品予定でしたが、メーカーの発売延期により2ヶ月遅れとなりました。


●プリントス(Printoss)|タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/products/printoss/




Printoss(プリントス)使い方講座


結構人気みたいで、公式サイトは売り切れです。
Amazonで販売していますが、値段が高騰していますね(少し前まで品切れだった)。
私が買ったときで 3,566円でしたから、約1000円アップしています。
特に、私が買った「SUMI(墨)」という黒色が高いです。



これは、スマホで撮影した画像を富士フイルムのインスタントフィルム「instax mini」へ印刷するプリンタです。
驚いたのは、ACアダプタも電池も不要。
スマホとWi-fiやBluetoothなどの面倒なの無線接続設定も不要。
必要なのはチェキのフィルムとスマホだけ。
これで簡単に現像できちゃうのです。
アナログカメラならぬ、アナログプリンタ。
スマホという、最先端デジタルガジェットの画像印刷用なのに、もの凄くアナログなのが魅力的です。


・印刷されたものは、レトロな色合い。
もとの画像や印刷環境にもよるのでしょう。
私が今回行った環境では、色温度が2000度ぐらいの青みがかった感じに印刷されました。
もちろん、スマホの画面の明るさは、最大にしております。


・スマホを乗せるフレームに穴が開いており、その枠内の画像が印刷されます。
枠内はだいたい約74mm×約54mmです。
商品解説によると、チェキフィルムの撮影範囲は62mm×46mmとなっているので、フレーム枠のギリギリ周辺は印刷されません(私感ですが、特に下部分が削れる印象です)。
画面が大きかったり、小さい場合は、印刷したい画像を拡大・縮小して調整すれば良いかと思います。
私の5インチのスマホぐらいが、なにもしなくてもちょうどいい感じ。
まあ、あまり深く気にしないで印刷するのが良いと思います。
オモチャなんですから。


・プリントス本体に、スマホを乗せたフレームを置くのですが、このフレームはカッチリと本体に固定できません。
載せりゃ良いだけなので、慣れれば別に問題ないのですが、ここは改良したほうが初心者にも分かりやすそう。
タカラトミーのプリントスユーザー向けのネットアンケート内にも、この「カッチリ固定できない部分の改良をした方がよい」ということが選択肢にありました。
メーカーも認識しているということですね。


・フレームに粘着テープがついていて、これでスマホを固定します。
単純故に理解しやすいのですが、粘着力が弱ったらどうやって交換するのだろう・・・。
適当な両面テープ等で自作ですかね。


・本物のチェキカメラと違って、何度でも撮影し、気に入ったものだけ印刷出来るから失敗が少ないです。
プリントス自体も、操作は簡単ですし、印刷失敗はそうそう考えられません。
スマホで撮影し、アプリで加工したものも撮影可能。
そもそも、スマホの画面に表示できれば、なんでも印刷できます。
それどころか、液晶画面が付いたデジタルガジェットでも良いわけですよね。
ものが単純ゆえに、応用が効きそうです。


・富士フィルム純正の、スマホの画像をチェキフィルムで印刷するプリンタ「スマホdeチェキ」は、1万円〜2万円ぐらいします。
値段も高いし、充電式バッテリーを使用します。
しょせん、チェキですから、インクジェットプリンタみたいな高画質ではありません。
だったら、安価なプリントスは良い選択肢だと思います。
チェキはブームですから、フィルムが販売中止になることは当面無いでしょう。
「電池不要の半永久プリンタ」と考えれば、凄い道具です。


・インスタントフィルム「instax mini」の紙自体の大きさは、クレジットカードとほぼ同じ。
名刺と重ねた場合、長辺が名刺より5mmほど短いです。
最初、小さいなあと思ったけれど、カードサイズというのは便利かも。
カードケースに入るし、手帳やノートなどに貼り付けたりするにもちょうどいい。
小さいがゆえの使い方というのもあるでしょうね。
今まで、L版〜A1まで様々な写真プリントをしたけれど、この小ささに魅力を感じました。


来年、チェキのスクエアフォーマットフィルム(正方形)用のプリントスも出たら良いですね。
発売が遅れてしまったので、2017年のヒット商品と名乗ることはできませんでした。
しかし、プリントスはヒット商品の貫禄充分です。
来年、ますます入手困難になるのではないでしょうか。
個人的に、2017年ガジェット大賞です。


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2ヶ月の発売遅れで届きました。
フィルムだけは10月にきちんと届き、むなしくも2ヶ月間放置してまいました。


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色は3色のうち「SUMI(墨)」を購入。


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スマホの画面の明るさを自動ではなく、再大輝にしましょう。
これだけ忘れなければ、印刷失敗はまず無いです。


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裏蓋を開けたところ。
フィルムに焼き付けるためのレンズが見えますね。


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チェキのフィルム10枚が入った箱を装着。
向きは、黄色の目印があるので失敗がありません。


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ダイヤルをぐるぐる回すと、チェキのフィルムカバーが出てきますので捨てます。

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本体裏に、チェキフィルムの残量が表示されます。


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本体を展開。


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中に固定されている白いフレームをずらして外すと、本体がボコッとせりあがります。
レンズが見えますね。
ある意味、このプリンタ自体が、アナログなインスタントカメラなのです。


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スマホに画像を表示させた状態で、フレームを貼り付けます。


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スマホをプリントス本体に乗せます。
カッチリと金具なので固定するわけではないので、うまくバランスよく乗せて落下させないようにします。


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本体にミラーが付いていますので、印刷した際に、上下が逆になってないかを最終確認できます。
OKならば、本体下にある白いシャッター(スイッチ)を下に押します。


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シャッターを押したら、スマホは外して良いです(写真では乗せたまんまですが)。
あとは、ダイヤルを何回も回して、チェキフィルムを排出します。
電池を使っていないので手動です(むしろ、レトロでいい)。


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スマホで表示させた画像と、チェキフィルムのプリントでは、印象が変わっておもしろいですね。

Posted by kanzaki at 22:54
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