2018年01月05日

各企業トップの新年抱負のキーワードは「信頼回復」や「法令順守」〜いったい我々は、誰と戦っているのだろう

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多くの企業が、仕事始めとなりましたね。


各企業のトップが、2018年の抱負を語りました。
「信頼回復」や「法令順守」を誓う声が相次ぎました。
昨年、「不正」「改ざん」が続々と発覚しましたものね。


これは、組織の構造に問題あるのでしょうか。
利益より安全、法令順守、品質が優先すると言うけれど、どこまでその言葉通りに行われるのでしょうか。



昔と違い、トップが独断でこれを作れと命令するような企業は、いずれ潰れてしまうように思います。


そんな独裁下では、仕える者たちが疲弊してしまいます。
本来なら、お客さまへ向ける目が、社内へ向いてしまう。


無理して命令通りに行おうと思うと、「ゆがみ」が出てしまう。
それが企業ぐるみの「不正」「改ざん」へと、いつの間にかつながってしまうのではないでしょうか。


きっと、発覚した企業は、管理が強化されるでしょう。
そしてますます現場は疲弊し、違う形で新たな「ゆがみ」が出てくるでしょうね。



あくまで理想ですが、みんなで「未来のイメージ」を作る企業が良いのでしょうね。
本当に優秀な会社は、いろんな部署から人を集めてきます。
ワイワイと話しをして未来を語り合う。
その中のひとりがまとめ役になって、製品の未来のイメージを作る。
そうして出来た商品は、ヒット商品になるのではないでしょうか。
なんとなく、そうやって出来た商品というのは、消費者から見てもワクワク感がありますものね。


今の時代、そういったワクワクしたものを生み出すには、大きな組織は難しいのかもしれません。
分母が大きいと、やはり考えが平均的で凡庸なものになりがちですから。


どこの会社も、みんな疲れているように思います。
そこへきて、進化したIT技術の導入、元号の変更、消費税アップ、法改定などが一斉にやってきます。
もう消耗戦です。


いったい我々は、誰と戦っているのだろう・・・。

Posted by kanzaki at 23:55
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