2018年06月26日

小松菜奈×門脇麦×成田凌 塩田明彦監督『さよならくちびる』来夏公開〜新潟でのロケあり!!

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●小松菜奈×門脇麦×成田凌 塩田明彦監督『さよならくちびる』来夏公開
https://www.cinra.net/news/20180625-sayonarakuchibiru

塩田明彦監督の新作映画『さよならくちびる』が2019年の初夏に全国で公開される。

塩田監督にとってキャリア初の音楽映画となる同作は、自身のオリジナル脚本をもとに、居場所を求める3人の若者たちの青春と恋愛を描いた作品。
インディーズの音楽シーンでにわかに話題になっただけの2人組女性バンド「ハルレオ」のレオとハルはそれぞれの道に歩み出すために解散を決め、バンドのサポートをするローディーの志摩と共に解散ツアーとして全国を巡るというあらすじだ。
北海道、大阪、新潟ほか全国各地で主に今夏を中心にロケを敢行予定。



ん? 新潟ロケ!!


神ナナを読んでいる方ならお分かりの通り、私は小松菜奈さん推し。
出演されたえいがのブルーレイディスクも無数あります。


小松さん出演映画が、新潟で撮影されるなんて嬉しいですねえ。
話しの内容からすれば、市内のライブハウスでしょうか?


全国公開の日本映画で、オリジナル作品が創られる事自体が珍しくなりました。
ほとんどがマンガか小説原作ですものね。
オリジナル企画を持ち込んでも基本、映画会社が採用しません。


原作アリは安牌ですから、それももちろん悪くありません。
しかし、監督や脚本家、出演陣の個性が全力で出せるのは、やはりオリジナル作品だと思います。
だって、誰もまだ観たこと無い、知らない、その物語を先へ進めるのは彼ら自身だからです。


小松菜奈さんと「歌」という組み合わせは、あまり今までのイメージにないですよね。
「坂道のアポロン」では歌うシーンがあるのにぶつ切りで、「歌わないんかーい!」と観客がツッコミしたくなります。


今回の映画、不器用ながらも20代の人間たちが、自分たちの生き方をもがきながら見つけていく感じですよね。
10代の学園モノと違い、学校とか規則などの「枠」が無いからこそ、20代の青春モノは難しい。
犯罪じゃなければ、エロも狂気もなんだってアリ。
日本人は枠とか縛りがあると、その中で創意工夫するから面白いものができます。
逆に「自由」で野放しにすると、話しが散漫で、かえってつまらないものになってしまう。


今回の音楽ロードムービーは、「枠」と「自由」をどう取り扱っているかが興味あります。



●映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想〜SFですが、宮本輝さんの小説「錦繍」のような感覚。命や運命のせいにして生きるのではなく、過去を受け入れ、自分を受け入れ、お互いがそれぞれの道を前向きに生きるようになるストーリー
http://kanzaki.sub.jp/archives/003765.html


●【100点満点】映画「坂道のアポロン」を観た感想〜今の時代、観る者の心を傷つけない作品は貴重です。三木孝浩監督は、新しい時代の大林宣彦監督になりえると思う
http://kanzaki.sub.jp/archives/004028.html


●映画「恋は雨上がりのように(小松菜奈さん・大泉洋さん主演)」の感想〜人生の「再生」を描く根幹は小説「錦繍(著:宮本 輝)」、映画「ミッドナイト・バス(主演:原田泰造)」と共通していている
http://kanzaki.sub.jp/archives/004083.html

Posted by kanzaki at 23:00
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