2018年07月08日

あなたの「死にがい」は何ですか?(草柳大蔵・著)〜ブルボン(新潟県柏崎市)の社長・吉田康さんが勧める本

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●あなたの「死にがい」は何ですか_―「人生五計説」による人生談義 _ 草柳 大蔵 _本 _ 通販 _ Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4828811265


●草柳 大蔵(くさやなぎ だいぞう、1924年(大正13年)7月18日 - 2002年(平成14年)7月22日)は日本の評論家、ノンフィクション作家、ジャーナリスト。


●人生五計説:
人生をよりよく生きるための5つの教訓。
南宋の官史・朱新仲(1097−1167)が唱えたものなどがある。
昭和初期の陽明学者・安岡正篤は、この五計をいかに生きるべきか(生計)、いかに社会に対処していくべきか(身計)、いかに家庭を営んでいくべきか(身計)、いかに歳を取るべきか(老計)、いかに死すべきか(死計)と解釈している。


●八観六験(はちかんろくけん):
人を見極める方法の一つ。
中国の戦国時代に編集された『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』に記されている。
「八観六験」とは、人間を八つの面から観察し、六種の方法で試し、その品格を見極める方法。

・(八観六験の詳細)
http://www.epochtimes.jp/2015/10/24649.html



大きな仕事をする場合、目標を頂点に計画を立てます。
「目標に到達するために必要な課題」をたくさん出します。
それぞれの課題を「現実可能な行動」に分解し、実行します。


「死にがい」とは、死を起点にして、課題を出し・行動に分解・実行することなのかな?
人生をそんな大きな視点で考えることなんて、なかなかありません。
考えても、もやもやっとした感じですぐ考えをやめてしまいます。
人生でなにか一つにしぼって全うするような人じゃないと、なかなかこの考えは実行できないようにも思います。
逆に、それだけがんばってまっとうすれば、「もう十分生きた」と思えるのかも。


「八観六験」は、まだ現実的。
品格を見極める方法ですが、自分が見られる立場として考えれば、どう立ち振舞いをすればよいか分かります。
結局、感情的に波風を立てず、どんなときでも冷静でいられるようにすることのように思います。
昨今の、「アンガーマネジメント(怒らない方法)」は、そのための手法です。



最近の私は他者に対し、怒りもしなければ、笑いもしません。
話す際も、なるべくゆっくりと行い、あまり波のある感情を乗せない。


「心の省エネ」状態です。


生活を身の丈にあわせていたら、心が豊かになるのかなあと思っていたのですが、なぜか抑揚がなくなりました。
この場合、「身の丈にあわせる」というのは、いろんなものを引き算していったということです。
「断捨離」ともいう。


将来、高齢者の9割が貧困化し、貧困に苦しむ若者も増えるらしい。
実際、地方にいると、それはそう遠くない現実のように思います。


今の日本は、一度転げ落ちたら、なかなか再起が難しいです。
ゆっくり1段ずつ落ちていき、這い上がるときは一気に上がらねばならず現実不可能。
それを「カフカの階段」と呼びます。


●一度落ちたら這い上がれない_!カフカの階段とは? - NAVER まとめ
https://matome.naver.jp/odai/2143539375338299401


どうも今の私は、1段ずつ落ちていくのをなるべくゆっくりと遅らせている状態みたい。

Posted by kanzaki at 23:49
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