2018年07月15日

イライラを減らす分類法「自分の力で変えられるか・自分にとって重要か」〜残業対策にも使えるかも

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「怒らない方法」を教えてくれるアンガーマネジメント。
神ナナで何度も取り上げています。


今回は、「怒りを分類する」です。
分類の判別方法は、「自分の力で変えられるか・自分にとって重要か」です。


(1)変えられる・重要である:すぐ行動する

(2)変えられる・重要でない:余力があるときに行動(期限・達成度を考慮)

(3)変えられない・重要である:現実を受け入れ、今できる現実的な別の行動をする

(4)変えられない・重要でない:放っておく


これにより、イライラが減り、自分のすべき行動が見えてきます。



おそらくこれは、「残業対策」にも効果あるよなあと思いご紹介しました。


残業が多い私なのですが、この1ヶ月は「70時間以内に収める」というのが課題でした。
90時間とか平気で行っていたので、このままでは労基が入ってペナルティになってしまうからです。


他の従業員の皆さんのご協力もあり、「69時間」に収めることができました。
もちろんこれは、反則技はしていません(カードを打刻して退勤扱いした上で、さらに仕事をする等)。
う〜ん、微妙で怪しい数字だが、一応達成・・・。


残業時間を抑制できた大きな理由は、原稿の入稿がひととおり終わったからです。
雪の降る時期からずっと続いた仕事が、一段落したから。


その上で、「自分がその日に行う仕事の取捨選択」を行いました。
今思えば、その取捨選択の基準が、冒頭の「怒りを分類する」と同じでした。



私は基本、「目の前に現れた敵をかたっぱしからやっつける」という仕事の方法です。
そこには、ちょと工夫があります。


●仕事を「爆速で終える人」は、最初に「ちょっとだけやってみる」を実践している
http://kanzaki.sub.jp/archives/004014.html


●仕事を「爆速で終える人」は何をしているのか
http://toyokeizai.net/articles/-/208194

「新しい仕事が来たら、どんなに忙しくても、とりあえずちょっとだけやってみることが大事なんですよ。
ちょっとだけやってから横に置くんです」

「ちょっとだけやってみる」ことの4つの効果

(1)難易度が把握できる
(2)内容を正確に理解できる
(3)裏で準備を進めることができる
(4)情報への受信感度が高まる

今回紹介した「ちょっとだけ」は、事前の工夫によって、その後の仕事により効果的に取り組めるようにするといった、仕事の質を変えることの一例です。


こういったことをしても残業が減らないのは、仕事の優先度の取捨選択が下手だからではないかと。
優先度を考えて、手探りで行っていた手法が、冒頭のアンガーマネジメントと似たようなものでした。



(1)変えられる・重要である
(2)変えられる・重要でない
(3)変えられない・重要である
(4)変えられない・重要でない


この中で、「(3)変えられない・重要である」が困ってしまいます。


アンガーマネジメント的には、いわば「自分の心の中」のことだから、自分なりに折り合いをつければいい。
全ては自分次第。


ところが、仕事的にはそうもいかない。
出来ないのは分かっているが、結局は仕事だからやらなければいけない。
いろんな人の手を借りたり、時間をかけてやらざるを得ない。
しかし、あまりにも雲をつかむような感じで、ある種、絶望感すらある。
課題の洗い出し、打ち合わせ、計画、遂行・・・やることが多い。


仕事をする際、自分の心のコントロールをしないと、鬱になって休職してしまう可能性もあります。
私の会社でも、普通にあります。
正気を保つためには、コントロールする知恵を身につけておく必要がありますね。

Posted by kanzaki at 10:40
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