「牽強付会(けんきょうふかい)」とは、自分の都合のよいように理屈をこじつけることです。
「牽強」は、無理に引きつけること。
「付会」は、つけ合わせること。
自分なりに、ものごとを正当化しようと必死に考えた結果とも言える言葉ですね。
富や地位、自分のメンタルを守るためには、それも必要なのでしょう。
ええ、その人にとっては。
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アドラー心理学のベストセラー「嫌われる勇気」を覚えているでしょうか?
「今の自分を変えたいなら、ものごとの見方(解釈の癖)を変えること」を問うた本です。
自分に対する他者の評価や信頼が思わしくなくても、それは自分の課題ではないと解釈し、自分の課題だけを誠心誠意、取り組むだけで良いのです。
アドラーは、他人の評価による「承認欲求」を基準に生きるのではなく、理想の人生を実現するために何をすべきかと言う「自己指針」を基準に生きることを推奨しています。
●上記引用:嫌われる勇気こそ人に好かれる極意!アドラー心理学の5原則まとめ
http://yagi-coach.com/ningenkankei/kirawareru-yuuki/
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上記2つのことから、ついつい「自己中心的になればいいのかな?」と思ってしまいます。
そういう疑問を持つならば、あなたは自己中な人にはならないから安心してください。
(なろうと思っても、そんな状況に心が耐えられなくなりますから)
そんなクズになる必要はありません。
ものごとを他の視点で見るというのは、意外に難しいものです。
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20世紀前半のアメリカを代表する哲学者・ジョン・デューイはこう言っています。
「人は理性の生き物でもなければ、本能の生き物でもない。習慣の生き物である」
先日も「習慣」について書きましたが、習慣になると、ほとんど意識せずに行動できるようになりますよね。
●良い習慣を身につける・悪い習慣から脱するにはまず、最初の2週間を乗り切るのがコツだそうです
http://kanzaki.sub.jp/archives/004170.html
その場その場でいろんなことを考える・悩むのって疲れます。
それを1日に何度も何度もするのはしんどい。
余裕が無くなるから、他者へ笑顔を向けられなくなり、気遣いとかもできなくなる。
人間関係は悪化の一途。
そんなとき、自分の生活(仕事)の多くを「自動化」してしまうのが良いのでしょうね。
あまり深く考えなくても、自動的に処理ができるようにする。
その方が迅速に、かつ間違えずにすみます。
自動化のためには、「行動の習慣化」「便利な道具で自動化」「他人に任せる」などがあります。
そして、本当に重要なことだけに専念する。
ものごとの解釈を変えるより、よほど現実的ではないでしょうかね。
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