小学生の通学時の荷物が重すぎ問題。「置き勉」。
必要なもの以外は学校に置いていくというのは、非常によいことだと思います。
これはある意味、「既存のルールを廃止する」というものだと思います。
勉強道具はすべて必ず持ち帰るという既成概念の廃止。
ルールを増やすのは誰でもできますが、廃止するのは、よほどのことが無い限りトップにしかできません。
今回、トップが動き出しましたが、強制ではないので、どこまで進むのでしょうかね。
※
昨今、日本の会社は、やらなければいけないことが増えています。
会社独自の理由もあるし、法的な理由もあります。
どんどん増えていくと当然、従業員は疲弊します(肉体的にも・精神的にも)。
油圧機器メーカーKYBと子会社による免震・制振装置の検査データ改ざん問題も、自動車メーカーで頻発する改ざん問題も、その原因のひとつは「従業員の疲弊」だと思うのです。
やることが多すぎるのです。
会社員の多くは、仕事を自宅へ持ち帰っています。
大昔だと、USBメモリにデータを入れて持ち帰るスタイルでした。
しかし、紛失によるデータ流出を考慮し、Dorpbox等のオンラインストレージサービスを使う人が増えました。
会社によっては、それの禁止をされているところもあります。
そういう場合は、出退勤カードをなぞって「退勤扱い」にし、そのあともサービス残業をします。
それでも足りない場合は、休日出勤をします。
本来なら、仕事をプライベートにまで持ち込むものではありません。
しかし小学生の持ち物のように、会社員は多くの仕事を抱えているのです。
「置き勉(強)」ならぬ「置き仕(事)」が推奨されなければいけませんよね。
無理なんだろうなあ・・・。
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