2018年10月19日
「スタンダード新潟」が創刊〜地域型スポーツ専門雑誌「Standard」の新潟版。プロだけではなく学生も多く紹介
●スタンダード新潟｜地域密着型スポーツマガジン「Standard」
https://standard-niigata.jp/
東日本地区の地域型スポーツ専門雑誌「Standard」が新潟でも発行されました。
「スポーツが地域を熱くする！」をキャッチフレーズに、全国紙とは一線を画した地域に密着したスポーツの情報を幅広い世代に発信。
新潟版では既存の発刊エリアで親しまれているテーマを踏襲しつつも、新潟に密着したスポーツシーンを紹介していく雑誌となっております。
他の媒体にも出るようなメジャーな選手にとどまらず、普段は光の当たらない様々な競技に励む地元の小中高校生らを紹介し、地域を盛り上げたい。そんな思いがあるそうです。
10月10日創刊、隔月発行、部数は2万部。
※
出版社から送られてきたので読んでみました。
フルカラー。
写真も紙も、下手な写真集より写真集みたいで上出来。
新潟のスポーツ史資料として揃えていきたいと思わせました。
いわゆるプロスポーツ選手だけではなく、中学校や高校の部活で頑張っている子どもたちもたくさん紹介していました。
新潟に特化したスポーツ雑誌なんて、ネタがそんなにあるのだろうか？
そう思ったけれど、読んでみると、作り手の熱意次第で案外イケそうな気もします。
今の時代、モノとかハコで地域活性化できるほど甘くはありません。
お金が無いですし、なんでも大都市へ一極集中するから東京等にかないません。
それに別段、街が発展したところで、地元民の給料が上がるわけでもない。
新潟はお金を持っている人なんてほとんどいない。
おしゃれなお店や料理店、すごい施設ができても、そんな何度もリピートできるお金はない。
※
（余談）
新潟市の平均所得は300万812円(2017年)。
県内の他の市はさらに低くて300万円すらいかない(250万円に届かないのもザラ)。
世帯年収・世帯数・割合
300万円未満・111360世帯・35%(35%)
300万円〜500万円・88680世帯・28%(26%)
500万円〜700万円・50850世帯・16%(15%)
700万円〜1000万円・33060世帯・10%(10%)
1000万円以上・17440世帯・5%(6%)
・割合の数字の()は全国平均です。
ちなみに、全国のサラリーマンの平均年収は421.6万円です(2016年)。
男性：521.1万円、女性：279.7万円
※
お金が無くても、立派な建物が無くても、地元の人が「普通に」楽しく過ごせるならそれでいいんじゃないでしょうか。
それには、モノやハコは重要じゃない。
本人たちのやる気次第。
そういう意味では、スポーツはいいですよね。
なにも全国や世界で1位を目指すだけがスポーツではない。
みんなで一緒にいい汗をかくのは素晴らしいこと。
勿論、個人でもくもくと勤しむのもいい。
なにかしら目的を持って、やりがいがあれば、地方でもスポーツは楽しいものです。