2018年10月30日

「やらないよりまし」「それもそうだね」は、完璧主義者へ捧げる魔法の言葉だと思います

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(社畜)

気づけば明日で10月もおしまい。
みんな口々に、「1日、1ヶ月が早すぎる・・・」とため息をもらしています。


迫りくる数々のタスクをこなす日々。
一つ終わらせると、二つやらなければいけないことが増えていく。
さらに、大きな長期プロジェクトも進行せねばならない。
なかなか早く帰宅することができません。


時間がないという気持ちから、みんな焦燥感であふれかえっています。



スパッと答えを出してすぐ行動する人は、根本的な解決なんか求めていないそうです。
とにかく今出せる答えを出して、それを実行していくだけ。


そのときの根拠が、「やらないよりまし」という考えです。


その場しのぎでもなんでもいい。
どんどん動いていれば、少しづつ解決には近づいていきます。
「まし」の積み重ねが、難しい局面を動かしたり、ものごとをいい方向へ向かわせることになります。


一気に解決ではなく、そのときそのときの答えを出していく。
こういう単純な割り切りに徹している人は強いものです。


たとえ、相手や周囲が予想と違った反応を見せたときでも、ひとまず「それもそうだね」で、明るい気持ち・外向きの心を維持しましょう。


「それもそうだね」「なるほどなあ」「そういう考え方もあるね」といった柔らかい受け止め方です。
大切なのは、自分の感情を滞らせないこと。
嫌な感情につかまってしまうと、いつまでも不機嫌が続きます。


「それもそうだね」はどんな場面でも使えます。
押し合いも引き合いも始まりません。
相手も、とりあえず自分の意見を聞いてもらえたので、ひとまず満足します。



これらは、「感情的にならない本(著・和田秀樹)」に載ってました。


よく、「完璧主義はよくない」と言います。
そういう考えの人から、「じゃあ、どうすればいいの?」と聞かれたら、上記の行動・考えを伝えればよいのかなと思っています。


完璧主義者は曖昧さを許せないので、必ず途中で投げ出します。
仕事でそれは困りものですよね。
「やらないよりまし」「それもそうだね」は、そんな人達へ捧げる魔法の言葉だと思います。

Posted by kanzaki at 23:36
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