師走は人手不足を補うため、工場や倉庫での仕事を経験しました。
工場は「下町ロケット」、倉庫は「アマゾン」をイメージしてもらえばいいかなと。
今回の経験で一番思ったことは、「教え方が上手な人から教わると、飲み込みが早い」ということでした。
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昔は、かんしゃく持ちで歯のない男の人たちが、怒鳴りながら下手くそな指導をしてくれました。
本当にありがとうございました。
あの時のうらみは忘れません。
今はどの分野でも女性のみなさんが進出しています。
それだけではなく、更に管理する立場の人もたくさんいます。
今回の現場は、まさにそれでした。
複数の女性の方々に、それぞれの仕事を教わりました。
皆さん共通して、「要点を抑えた教えた方」をされていました。
そして、「相手に対する期待値」を最初は低く、少しずつ上げていくことを守っていました。
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男の人は、相手に説明する際、「〜なんです。要は・・・」という人が多いですよね。
「要は」と話しはじめて、簡潔に説明した人を見たことがありません。
あれは、自分自身が頭の中で内容を整理していないから、相手との話しの中で内容を整理している人が使うキーワードです。
現場で説明してくれた方々は、誰一人として「要は・・・」という言葉を使っていませんでした。
この言葉を使わずしても簡潔に説明しているからです。
おかげでこちらも、理解が早かったです。
ハードワークな環境なので、人の入れ替わりが激しいです。
期間限定の派遣社員も多い。
新しい人に教える回数が多いのかもしれません。
だから、「要点を抑えた教えた方」が上手になったのかもしれません。
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怒鳴ったりしないのは、「相手に対する期待値」が低いからだと思います。
それは別に、相手を見下しているのではなく、初日からプロ級の処理ができないことを理解しているからです。
私も含め男の人の場合、意外とそれができません。
一度教えたらおしまい。
口では「わからないことがあったら聞いてね」というくせに、質問されるといらっとする。
感情に余裕がないのです。
女性は、相手に対する期待値を低くするから、教える方もイライラと感情的にならない。
それどころか、もたついている作業をさりげなくフォローしてくれます。
そういう環境の方が、教わる方も萎縮しないで済むから、メキメキと上達します。
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今回、現場で教わりながら作業をしていたので、メモをとることもできません。
そんな中でも、理解がとてもできました。
(昼休みに、忘れないうちにノートにメモはしました)
デスクワーク主体な私には、かなりの衝撃でした。
相手に教えるには、事前に資料やらなにやら用意しておくべきと考えていたからです。
人に仕事を教えることについて、いろいろと考えさせられました。
夜遅くまでの仕事でしたが、とても満足しました。
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