公立夜間中学というものがあります。
以前は、義務教育未修了者に限られていました。
2015年、文部科学省は、十分に通えないまま卒業した「形式卒業者」にも門戸を広げる通知を出しました。
2016年、夜間中学の設置を促す教育機会保法も成立し、都道府県に最低1校の公立夜間中学という目標が掲げられました。
しかし現実として、公立の夜間中学は8都府県31校しかありません。
今後、新設の予定が明確なのは2校のみ。
他は具体化が進んでいません。
●夜間中学の設置推進・充実について:文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/yakan/index.htm
※
戦後、中学校に通えなかった人へ義務教育の機会を提供するために始まったものです。
最近は、日本語を学ぶ外国の方や、不登校などで十分に学べなかった人の学びなおしの場としても利用されています。
中には、クラスのほとんどが外国の方というところもあります。
平日夕方から4時間程度。
数学や国語などの教科学習を行い、理解度に応じた少人数指導もあります。
各校が定めた教育課程を修了すれば卒業でき、高校に進学する人も多いです。
地域住民によるボランティアで運営する自主夜間中学校もあります。
卒業資格は取得できなくても、個人の実情にあわせて学べるので、外国籍の子供から高齢者までたくさんいます。
スタッフは教師だけではなく、会社員や主婦、大学生など多様なのも特徴です。
●全国自主夜間中学
http://zenyachu.sakura.ne.jp/public_html/jishuyachu.html
※
NHKで自主夜間中学校の様子を観たことがあります。
●生きるために学びたい “夜間中学”に集う若者たち - 記事 _ NHK ハートネット
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/113/
学びの場を作ってくれるボランティアのみなさんは、本当に素晴らしい姿勢ですよね。
行政ではフォロー不足な場面をボランティアで支えるものに、「こども食堂」というものもありますよね。
●「こども食堂」ってどんなところ? - 記事 _ NHK ハートネット
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/119/
●こども食堂ネットワーク _ こども食堂で食べたい人
http://kodomoshokudou-network.com/
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最近、私も自宅で勉強しています。
仕事帰りに書斎で本を読んでいると、ものすごい睡魔が襲ってきます。
読んでいても、文字を追っているだけで、どこまで頭に入ったかよく分からないことの方が多いです。
しかし、それでも続けています。
習慣化し、繰り返すのが大切だと思っているからです。
誰かに指示されてやっているわけではありません。
完全に自主的なもの。
自主的に自分のペースでやっているから、精神的にはきつくありません。
そもそも、ある程度の年齢になると、「学んだこと=仕事=収入」には結び付きません。
それでもいいんです。
奨学金を借りて大学まで行ったけれど、自ら勉強することのなかった私。
ようやく損得抜きに学ぶようになったのですから、その感情に従ってやってみたいと思います。
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