前回、「50歳からの孤独入門」という本をご紹介しました。
【前回の記事】もう競争には参加しなくていいと思えることが重要になってくる〜50歳からの孤独入門(齋藤孝)(1)
http://kanzaki.sub.jp/archives/004265.html
この本の一番の盛り上がり部分は、「第5章 最後の恋を夢見ない」でしょう。
・50歳になったら、生物としての人気(お金や地位は別として)」は残っていないと考えるべき。
生殖機能自体が衰え傾向になる。
「自分はもう、恋愛の対象にはされない存在なんだな。モテようとしても無駄だな」と考えると楽になる。
実際、モテている人もいるが、それは大富豪・アーティスト・ルックスといった、何かしら特別な能力。
・20代から30代のときにまあまあモテたという感覚があると、「人気がなくなった自分」を受け入れることは、なかなかできないもの。
他者評価の変化に自己評価を適応させる能力「折り合い力」が大事になってくる。
折り合いをつけ損なうと、ずっと過去の幻影を追いかけるような「イタイ中年」になってしまう。
・「自分はモテているんじゃないか。もしかしたら相手も好意を持ってくれているんじゃないか」という誤解から、セクハラが起きる。
しかし、「自分は基本的にモテない。好意を持たれているわけでもない。だからセクハラと取られないように、言葉に気を付けよう」と注意すれば、問題は起こらない。
・50歳になってもモテないからといって、恋愛エネルギー自体が枯渇するわけではない。
現実世界ではなく想像世界に振り向けてみる。
たとえば誰かのファンになるという方法がある。
・女性は、そういう恋愛エネルギーをうまく活用できている。
以前なら、韓流ブームでヨン様、今なら「おディーン様(ディーン・フジオカ)」が人気。
コンサート、映画、舞台あいさつのチケット争奪戦。
とてもイキイキしている。
女性は恋愛エネルギーと生きる楽しさの回路をうまくつないでいる。
・理性を失わないこと。
恋愛衝動が悪い方向に行くと、ストーカー行為になってしまう。
お酒を飲んでの不祥事もよく聞く。
・理性を失わないよう、その原因から自分を遠ざけること。
お酒、寝不足、空腹など。
50歳になってモテないことを自覚できても、恋愛エネルギーを根本から断ち切るのは無理がある。
そのエネルギーを問題ないところに流し込んでいくのが良い。
その点、タレントの追っかけにはまる女性のやり方は参考になる。
※
つまり、アイドルヲタになればいいのですね。分かります(真顔)。
まあそれはそれで良い効果があるようです。
今どき、女性アイドルのファンは、40代〜50代が多いですし、売上の重要な支えになっていますしね。
恋愛エネルギーを芸術とか文芸に振ってみるのもいいのかなあと思っています。
絵画などの芸術鑑賞。
読書をしてみる。
もし可能なら、実際に自分で絵を描いたり、文章を書いてみる。
私は絵も描くし、写真も撮る。
文章は、稚拙ですがこうやって書いています。
商売とか考えなければ、結構こういうことをやっていると心が満たされるものですよ。
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