2019年10月21日

デキるすごい人とは、仕事を始めた頃に一生懸命にやっていた「あたり前のこと」を、ずっと続けられる人のこと〜「人生やらなくていいリスト」より

aki2019-01.JPG


週末は出張だったので休みなし。
今日は一日、軽く意識がありませんでした。
明日が祝日で助かりました。
ひたすら寝たいです・・・。



●人生やらなくていいリスト (講談社+α文庫) _ 四角 大輔 _本 _ 通販 _ Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/406281739X/


●神崎のナナメ読み_ 好きな人としかつきあわなくていい〜「人生やらなくていいリスト」より
http://kanzaki.sub.jp/archives/004423.html


著者は、ソニーミュージック、ワーナーミュージックに計15年間勤め、アーティストプロデューサーとして、絢香、Superfly、CHEMISTRY、平井堅などを手がけ、10度のミリオンヒット、20回のオリコン1位など数々の記録を創出した人。


業界的にも、生き方的にも、我々とは違う特殊な世界です。
特殊がゆえに、「我々の普通」が武器になる業界でもあるのです。


153ページ「Chapter23 あたり前のことができればいい」をご紹介いたします。


※※※


【Chapter23 あたり前のことができればいい】


地方営業から東京の本社へ転勤し、いきなりプロデューサーとメディア宣伝を担当することになりました。
慣れない仕事で悩んでいると、上司がこう言ってくれました。


「オレたちの仕事は、確かに忙しくて難しい。
だからこそ、人としてあたり前のことをきっちりとやっていればそれでいいんだよ」


人としてあたり前のこととは。
約束を守る。
ちゃんとお礼を言う。
ていねいな敬語を使う。
人に会ったら元気に挨拶をする。
時間に遅れそうになったら、きちんと連絡をする等・・・


「この業界はみんな忙しくて、あたり前のことがだんだんできなくなる。
それをやっているだけで頭ひとつ抜けることができるから」


著者は心が少し軽くなり、今でも座右の銘だそうです。


学生、社会人関係なく、どんな業界、どんな仕事であっても忘れてはいけない大事なこと。
社会的信頼を得るための極意です。


キャリアを積むほど忙しくなり、あたり前のことがおろそかになります。
デキるすごい人とは、仕事を始めた頃に一生懸命にやっていた「あたり前のこと」を、ずっと続けられる人のことをいうのです。


※※※


これは確かに真理かもしれませんね。
本人の能力よりも、もっと大切なものだと思います。


約束を守る。ちゃんとお礼を言う。ていねいな敬語を使う。
人に会ったら元気に挨拶をする。時間に遅れそうになったら、きちんと連絡をする。


ちゃんとできていますか?
相手が自分より格下とか思って、適当な態度をとってはいませんか?


仕事で私が意識してやっていることの一つは、相手が年下であっても、名前に「〜さん」をつけ、敬語で話すことです。
自分の息子と変わらない年齢の人であってもです。
呼び捨てや「〜君」とか使いません。
なぜなら、対等な関係だと思っているからです。


年下であろうが、尊敬できるところがたくさんあります。
今の若い人たちは、私がやっとこさできた仕事を難なくこなしてしまいます。
速くて精度が高い。
素直に凄いなあと思うのです。


私自身がバリバリ仕事ができるような人間なら、もっと違う接し方もあることでしょう。
しかし日々、みなさんに助けてもらっているような感じです。
みんなを引っ張っていくタイプではありません。


最近は、「定年」とか「定年後の生き方」とかを考えるようになってきました。
頭も体力もあるうちから、計画を立てて実践していかないと、いざその時になってからでは遅いです。


自分がいなくても、仕事が普通に回る職場が一番の理想です。
そういう環境づくりをしていくには、若い人たちの力が必要です。

Posted by kanzaki at 22:02
Old Topics