2020年02月08日

「ひとり作戦会議」とは?(4)〜自分の抱えている課題に関連した本を読んで実行するための「お題」を抜き出す「お題リーディング」

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前回の続きです。


【前回の記事】「ひとり作戦会議」とは?(3)〜スケジュール帳を読み返しながら、過去1週間の行動を反芻し、目標を達成するうえで必要な行動を書き出す「イベント復習法」
http://kanzaki.sub.jp/archives/004497.html


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【「ひとり作戦会議」で行なう3つの作業】


(1)普段思いついたアイディアを書き留めたメモやアイディア帳を読み返し、それを理解して別の大学ノートに転記する「ダブルノート発想法」


(2)スケジュール帳を読み返しながら、過去1週間の行動を反芻し、目標を達成するうえで必要な行動を書き出す「イベント復習法」


(3)自分の抱えている課題に関連した本を読んで実行するための「お題」を抜き出す「お題リーディング」



(3)自分の抱えている課題に関連した本を読んで実行するための「お題」を抜き出す「お題リーディング」


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・本を読んで気になったフレーズや、自分が抱えている課題のアイディア出しは、「人生右肩上がりマップ」でアウトプットします。


「人生右肩上がりマップ」は、マインドマップの著者改良版のこと。
マインドマップは大きな紙に書きますが、著者は手帳を使ってマインドマップを書きたいと思い、A5判サイズにおさまるようにしました。


・そのため、マインドマップは中央にテーマを書き放射状に広がっていきますが、「人生右肩上がりマップ」だと左下から右上に向かって、名前通り右肩上がりで展開することになります。


「お題リーディング」:
自分の抱えている課題に関連した本を読み、それをマップに落とすという一連の作業の中で、課題を解決するお題(アイディア)がひらめいたら、それを別の紙に書き付けます。
そして、そちらの紙に、新しいアイディアをどんどん書いていきます。


・フォトリーディングやマインドマップができなくてもいい。
本を読んだ後、ポイントをノートに書き出すだけでも良いのです。
できれば読書ノートをつけてみます。
そして、なにかアイディアがわいてきたら、迷わずそちらを書き留める作業にスイッチします。
それを繰り返すことで、自分がいま気になっている課題を解決するアイディアがわいてきます。


・本を読む目的がよりよい人生の獲得するためだとしたら、そこからわいてきた発想をゲットすることこそが、まさに本を読む本来の目的なのです。


※※※


本を読むだけでなく、書き出す(アウトプット)するのは良いことです。


「筆記開示(Expressive Writing)」というものがあります。


自分が体験したネガティブな経験を感情や思考を包み隠さず書き記す心理療法です。
全体的な幸福感の高まりや、認知機能の改善などが見られるそうです。


最低4日間連続、1日20分書き続けてみましょう。
慣れたら、その悩みを人生の他の分野とつなげてみるなど展開してみます。


トラウマ対処の基本は、嫌な体験でわき上がった感情に、はじまりと終わりのある一貫したストーリーを与えることです。
それには、書いてみるのが一番です。


さて、「ひとり作戦会議」について3つの方法ご紹介してきました。
これらは「筆記開示(Expressive Writing)」のバリエーションともいえます。


書き出すって、凄いことなのですね。
まだ2020年は始まったばかり。
そんなに敷居の高い方法ではありませんし、最低、紙と鉛筆があればいい。
早速、誰にも邪魔されない日曜の朝に、軽い気持ちで試してみませんか。

Posted by kanzaki at 21:14
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