2020年03月06日

今年4月「改正児童虐待防止法」が施行されます〜子供たちを救うため、「しつけ」と「体罰」の違いが明確になりました

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とある意識調査では、親による子への体罰は必要と考える人が58%でした。
日本人の約70%が、体罰は子どものしつけに必要だと考えているという調査もあります。



今年4月、「改正児童虐待防止法」が施行されます。
親が子供に体罰を加えることを禁じるものです。


特徴は、「しつけ」と「体罰」の違いを明確に位置付けたことです。
しつけのためであっても、体になんらかの苦痛や不快感を引き起こす行為は、「どんなに軽いものでも体罰」と明記しています。


児童相談所が介入したくても、虐待する親が「これはしつけなんです」と拒むことが多いです。
それによって尊い命が失われることもあります。


両親に虐待され、東京都目黒区に住む5歳の子が命を落としました。
「目黒女児虐待事件」と呼ばれるものです。
この事件がきっかけかもしれません。


※※※


虐待って、大人の感情のはけ口になっているんじゃないでしょうか。
職場でのパワハラ、モラハラ、店員に対する横柄な客とか、みんなそうなのかも。


怒る前に「こいつだったら怒ってもいいな」という認識をした上で、感情を叩きつけているようにも感じます。
認識された方は、たまったもんじゃありません。


「ヨーロッパの文化 日本の文化」という1585年の本によると、昔の日本は一切子どもを叩かなかったそうです。
子どもに分かるまで説得していたとのこと。
だから日本人は子どもを叩くという文化を持っていなかったのです。
現代・・・どうしてこうなったのでしょうかね。


世の中は便利になったのに、ココロはどんどん貧しくなっている。


本当は、法律とか決め事が無くてもココロが暴走しなければ良いのですが、きれいごとだけ言っていても現場は変わりません。
幼い命を救うきっかけになってほしいです。

Posted by kanzaki at 22:57
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