2020年11月02日

やるべきことに優先順位をつけ、まず好きなことから着手すれば、気分よく効率的に進めることができます

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不機嫌にならないためには、ムダに心配したり、怒ったりするのをやめることが大切です。
それにはまず「変えられること」と「変えられないこと」を明確に分ける必要があります。


「変えられること」であれば、自分の行動しだいで不機嫌になる機会を減らせます。
しかし、「変えられないこと」の場合、自分がいくら悩んだところで、どうにもなりません。
いつまでも悩み続け、不機嫌がひどくなるだけです。
心理療法の1つである森田療法には「過去と他人は変えられない」という基本的な考え方があります。
とにかく自分の変えられる範囲で行動を変えてみて、何がどう変化するのかを試してみるだけでもいいのです。  「変えられないこと」に悩むだけムダです。



やるべき仕事を抱えて、身動きが取れなくなった……。
そんな場合、やるべきことに優先順位をつけ、まず好きなことから着手すれば、気分よく効率的に進めることができます。


好きなことから始めれば、肩に力も入らず、いつも以上の力が出せます。
その勢いで苦手なことや難しいことにも手をつければ、予想以上の成果が出ることでしょう。


これは、脳科学の知見からも実証されています。
画像診断で脳血流を見てみると、人が楽しく何かをしているときは、前頭前野の血流が増えることがわかりました。
そして、楽しく取り組んでいるときには、思考力や単純記憶力も増すという結果が出たのです。


物事に気持ちよく取り組むには、好きなこと、得意なことから着手するのがベストなのです。
そうすれば、自ら不機嫌を招くこともなくなります。


※『感情的にならない気持ちの整理術ハンディ版』(和田秀樹 著)より


※※※


「仕事の優先順位」というネタは、いろんなところで見かけます。


「急ぎではないけれど重要なもの」を重視しようと書かれていることが多いです。
けれど、私にはしっくりきませんでした。
それはどちらかというと、「経営者の考え」だと思っているからです。


私はそういう類を午後に行うことが多いです。
午前は、目の前にある「急ぎだけれど重要でないもの」「急ぎで重要なもの」をやっつける方です。


割かし、「急ぎだけれど重要でないもの」を最初にとりかかる方が多いです。
これで、エンジンを温める感じです。
細かいことが頭の片隅に残っていると、どうにも気が散るからです。


こうやっていきつつ、長期的には少なくとも「急ぎだけれど重要でないもの」「急ぎではないし重要ではないもの」は、自分の手から手放して、他の人に引き継いでいかないといけないと思っています。
ルーティンワーク系ですね。
自分ひとりで抱えていると、仕事は進まないし、不機嫌になってしまいますから。



今日は月曜日。
週の始まりで気分がよろしくない方も多いかと思います。


けれど、明日は祝日ですよ!
今日一日を乗り越えましょう!!

Posted by kanzaki at 07:03
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