2021年03月31日

時間を作り出すための3つの方法〜誘惑に対して事前対策をする、不要な誘いを断る、自分以外でもできることを代行してもらう

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誰しも時間が足りないと思うものです。
限られた時間を有効に使うには、無駄をそぎ落とすしかありません。
今回はその3つの方法をご紹介します。


特に3つめ「自分以外でもできることを代行してもらう」は、職場内で一番有効だと思います。
仕事を抱え込まないで、部下や同僚へ引き継ぐのです。
むしろ、組織で働いている以上、そうしなければいけないと思うのです。
私は、自分がいつ辞めても大丈夫なようにするためにも意識しています。


もし平日、自分の為になにかしたいなら、朝もいいですよ。
誰も起きてないからやりたいことだけに集中できますから。
私は毎朝4時30分に起きています。

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●『すぐやる、続ける、やり抜く力』(習慣化研究会 著)より


【時間を作り出す】


〈こんな人におすすめ〉

時間の使い方を最適化してもなお、時間が足りないと感じる人


〈難易度〉★★★☆☆


〈時間を作り出すメリット〉


時間を作り出すメリットに関して多くを言及する必要はないだろう。
時間があればやりたいことができる。
大好きな趣味に没頭できるし、トレーニングを積んで今できないことができるようにもなる。
よく言われるように、時間は万人に平等に 与えられている。
そのため、時間を作り出すことができれば、他の人よりも多くのことを成し遂げられるようになる。
本項では3つの異なった観点から時間を作り出すためのテクニックをお伝えする。

〈まとめ〉

・誘惑に対して事前対策をする

・不要な誘いを断る

・自分以外でもできることを代行してもらう


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時間を作り出すための1つ目の方法は、誘惑に対して事前に対策することだ。


ついつい誘惑に負けてSNSやゲームなどに没頭しているうちに、気づいたら1〜2時間経っていたという経験がある方は多いだろう。
こういった時間の浪費を防ぐだけでも、大幅に時間を作り出せる。


どのように対策するかは、あなたが何に依存しているかによって異なるが、例えば多くの人が悩んでいるところでは、次のような対策をする。


・ついついスマホをチェックしてしまう人→やるべき作業が終わるまでスマホの電源を切る

・SNSをやりすぎてしまう人→SNSアプリを削除する→だめなら毎回ログアウトするようにする→それでもだめならアカウント削除する

・テレビを見すぎてしまう人→テレビのリモコンをテレビ台の引き出しの中にしまう

・ゲームをやりすぎてしまう人→作業に取り組むときはテレビやゲームがない部屋に籠もって行う

・他の作業に目移りしてしまう人→今取り組んでいる作業以外のものをデスクの上に置かない


このような一工夫をするだけで、誘惑に負けて膨大な時間を費やしてしまうということが減る。
それと同時に、脳の“体力”を温存して作業に集中できるようになる。


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時間を作り出すための2つ目の方法は、不要な誘いを断ることだ。


誘われたら断れないという理由であまり興味のない誘いにのって時間を浪費してしまう人は少なくない。
例えば、もしあなたがまだやりたいことが決まっておらず、見識を広げるためにいろいろな人から話聞かせてもらうという目的で誘われたイベントに出席するらば、それは無駄でないかもしれない。


しかし全く興味のない飲み会に出席して、実のない話をしているならばそれは時間の無駄である。
誘いをきっぱりと断り、開放された時間を有効活用しよう。


断るべきであったとしても、性格上それが難しいという方もいるだろう。
押しが強い人の誘いは断りづらいのも理解できる。


そのような方におすすめするのは、予めスケジュール帳に勉強する・ジムに行くなどの「自分との予定」を入れておくことだ。

例えば、手帳に「18時〜19時30分:ジムに行く」のように、他人との約束と同様に手帳に記入する。
多くの人が、他人との約束はスケジュール帳に記載して忘れないようにする一方で、自分の運動や勉強の時間は空いている時間にやろうと思いスケジュール帳に入れない。


自分との約束を記入したスケジュール帳を持つだけで、遠慮せず自信をもって「その日は予定があります!」と誘いを断ることができるようになるだろう。


また、この方法は自分がせっかくの自由に使える時間に 、さして重要でない予定を入れてしまうことをブロックする効果もある。
このように、時間を作り出すために、「自分との予定」をスケジュールに入れることの効果は大きい。


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時間を作り出すための3つ目の方法は、他の人でもできそうな作業を、他の誰かに代行してもらうことだ。


これはとても大きな時間の削減に繋がる。
人に頼むというと、「家政婦を雇って家事をお願いする」こと が想像されるかもしれないが、実は人に依頼できることは近年実に多様に広がっている。


最近ではインターネット上に各種代行サービスが登場し、家事代行」はもちろん、「買い物代行」「旅行プランの作成代行」「結婚式の代理出席」「謝罪代行」などサービスの種類は多岐にわたる。


これらのサービスは、個人間で直接取り引きすることで業者を通すよりも安価に依頼できるものも多い。


また、生活面だけでなく、ビジネス関連の仕事を代行してもらうサービスも存在する。


これらのサービスを使えば、個人でも手軽にプログラミング、デザイン、文書作成、翻訳などを依頼することができる。このようなサービスの良い点は、その分野のプロにとても安価に仕事を依頼できる点だ。

理想を言えば、自分じゃなくてもできそうな作業をすべて他人に行ってもらえばいい。
そして、そこで生まれた時間と温存した体力・気力で、自分にしかできない作業に集中して取り組むことで、より多くのことが達成できるようになる。


もちろん、作業を代行してもらうためには費用が掛かるため、全ての作業を他人に依頼することは難しいが、自分でやると膨大な時間がかかってしまうことだけでも依頼すれば、あなたの生活に自由な時間が生まれ、自分が本当にしたいことに時間を割くことができるようになるだろう。

Posted by kanzaki at 06:53
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