神崎のナナメ読み

頭の中の悩みや考えを全て紙のノートに書いてみる〜頭の中だけでグルグルと回していると悩み疲れます

みなさんは、悩みをいくつ抱えていますか？
賢い人ほど、今、自分は世界で一番不幸だと思っているのではないでしょうか。

それは、頭の中で同じことをグルグルと悩み考えているからですよね。

試しに、頭の中の悩みや考えを全て、紙のノートに書いてみてください。
意外と数が少ないことに気づくと思います。

書き出した悩みは、すべて同じ重さ・困難さではないはずです。
解決しなければいけない時期もずれていると思います。
優先順位も違うはず。

ところが頭の中だけで考えていると、すべてが同列・同じ重さになってしまいがちです。
重要な案件より、気にしなくてもいいような人間関係の方に気が行ってしまったり。

世の中には、ノート術とか手帳術がたくさんあります。
「夢がかなう手帳術」とか、そんなタイトルで本屋に並んでいます。

その根幹部分は、「頭の中の悩みや考えを全て、紙のノートに書くこと」、これに尽きると思うのです。
その先のテクニカル的なものは、そもそも書き出さないと先へは進めません。

今の世の中、極端になりすぎていて、人に聞いても自分に合致するような助言が得にくくなっています。
「0か100」「やるか、やらない」「生きろ、死ね」みたいに。
だからその途中の、自分と社会が折り合える接点みたいなものは、自分でしか分かりません。
そういう意味でも、自分を知るために、ノートに書き出すのは有効なんじゃないかなあと思います。

自分の心を大切にしてあげてください。
会社や仕事に殺されないようにしてください。

※※※

●『あなたを天才にするスマートノート・電子版プラス』（岡田斗司夫 FREEex 著）より

悩みの本質、苦しさの本質というのは、「複数の問題を頭の中でグルグルと回している状態」から生まれるのだと気付きました。

これを私は「頭の中でジャグリングしてる」と呼んでいます。

ノートを取らずに悩むことは、悩みをジャグリングのように空中で回しているのと同じことです。
本来、悩みの解決に使うべき脳の容量をジャグリングに使っている。
だから、あんなに悩むのは疲れるんです。
だから、悩んでも答えが出ないんです。