2021年09月28日

余計なことを考える、考えすぎる

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●『寂しさや不安を癒す 人生のくすり箱 (中経出版)』(枡野 俊明 著)より


次の二つのことは避けなければいけない。


そのひとつは「余計なことを考える」こと。
もうひとつは、「考えすぎる」ことです。


余計なこととは何か。
それは、考えても仕方のないことです。
考えることによって解決するのであれば、それはトコトン考えればいい。


しかし、考えても結果が変わらないのであれば、また自分の力が及ばないことであれば、それは無駄な考えということになります。


たとえば日常的に言えば、明日の天気がそうです。
「明日は出かけようと思っているのに、どうやら雨が降りそうだ。
もしも大雨になったらどうしようか。
出かけるのはやめにしようか」。
そんなことを考えることはありませんか。


雨が降れば、こんな洋服を着よう。
そう考えることは有益なことです。
しかし、ただ雨が降ることを心配していても、それはどうしようもないこと。
自分が何を考えようが、雨が降る時は降りますし、晴れる時は晴れます。
まったく余計な悩みだと思いませんか。


まずはこのような、考えても仕方のないことから心を放すことです。
余計な心配事や余計な不安感は日常的にいくらでもあります。
その無駄な考えをやめるだけで、とても気持ちが軽くなるものです。


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もうひとつは考えすぎないこと。


人間の心とは不思議なもので、考えれば考えるほど、悪いほうへと想像がいってしまう。
たとえば、明日は初対面の人と仕事をしなければならない。
どんな人なのだろうか。
自分のことを気に入ってくれるだろうか。
うまく仕事が進められるだろうか。
もしもうまくコミュニケーションが取れなかったらどうしよう。
うまくいかない場面ばかりが心に浮かんできます。


あるいは誰かに言われた言葉を考えすぎることもあるでしょう。
「あの人は本当は何が言いたかったのだろうか」
「もしかしたら、自分のことを嫌っているのではないだろうか」。
たったひとつの言葉を取り出し、その言葉に悪い想像をつけ足していく。
考えすぎることによって、不安のスパイラルに陥ってしまうのです。


※※※


仕事のせいで、上記2つに悩まされますよね。
特に、自宅にいるときに、悩みがループしてどんどん膨らみます。


かえって仕事の最中の方が、忙しくて悩まなくて済みます。
原因は仕事なのにね。


根本的には、その仕事をやめてしまえばいい。
しかし、金銭的な面を中心に、別の不安が増大しそうで動けません。
退職ではなく、一旦休職するという手段があるらしいので、ちょっと調べています。


どこへ行ってもおそらく、同じような悩みはつきまといます。
だから、自分の考え方を治さないといけないように思います。
これは自分一人ではなかなか解決は難しそうだなあ。
Posted by kanzaki at 07:02
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