2021年10月12日

心の逃亡の準備中

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●『寂しさや不安を癒す 人生のくすり箱 (中経出版)』(枡野 俊明 著)より


「心と身体の逃げ場」というのは、心と身体に耳を傾けるということなのです。


たとえば食事にしても、満腹になれば箸を置くことです。
できれば腹八分目に抑えること。
それこそが最高の健康法です。
動物は満腹になるとそれ以上は食べようとはしません。
犬でも猫でも自分の身体に聞きながら生きています。
満腹になってもまだ食べようとするのは人間だけ。
これこそが万病の元なのです。


心の声にも耳を傾けることです。
自分の心はどこまで耐えることができるのか。
心があふれる一線はどこにあるのか。
それを感じ取ることができるのは自分だけです。


「もうこの辺が限界だ」。
そう感じた時には、すーっと逃げ道に入り込むこと。
しばしの休息を自ら取ることです。
もしも逃げ道に入り込んでいる時に自分の評価が下がったとしても、それでいいではないですか。
もしかしたら、その逃げ道にこそ自分が歩むべき道があるかもしれません。


私たちはつい、人生は一本道だと思い込んでいます。
自分にはこの道しかないのだと。


もちろんその一本道を歩き続けることができれば、それもまた幸せなことだと思います。
しかし、道は一本ではありません。
私たちの目の前には数多の道が広がっています。
ただそれに目を向けようとしないだけです。


その数多の道に目を向けた時、さてどの道を歩いていこうか。
自らの心と身体に問いかけてください。
心と身体に正直になってください。
そして路地裏のように、逃げたり隠れたりする道をいくつも持っておくことです。


※※※


現在、私は逃亡を企てています。
別段、犯罪を犯したとかそういうことではありません。


今までの生き方からの逃亡です。


どうもこの一本道は、間違っているような気がしているのです。
人生終盤へ向かおうとしているのに、これは困った。


そこでひとまず、身の回りのモノを捨てています。
なるべくモノを減らして暮らす。
いつでも、旅立てるような環境づくりです。


そして、本を読む。
昔より読みまくっています。
私は経験値が無いので、他者の追体験をすることで補う必要があるからです。


一旦、いろんなものをリセットし、限られたものからスタート。
不足分は、これから補っていきます。


抽象的な心の心境ですが、それもまた現実です。
いい感じに中二病な心境ですが、まだそういうエネルギーはあったみたいです。
Posted by kanzaki at 06:40
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