2021年10月21日

言葉の力を意識する〜不満や怒りの言葉を口に出さない

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●『怒りを笑顔に変える技術 〜言葉が変われば、あなたも成長出来る〜』(佐藤 勝 著)より


【言葉の力を意識する】


不満や怒りを持った心から出てくる言葉は、決していいものではありません。


口から出てしまった、その淀んだ言葉は、そのあと自分の意志とは関係なしに一人で歩き出してしまいます。


あなたが相手に向かって発した言葉であっても、いずれ自分の元に返ってくるのです。
怒っているときは、その言葉を言ったところで、気にならないかもしれません。


でも、普段のあなたなら、その言葉をどう感じるのか。
試しに、あなたが落ち着いている時に、不満や怒りの言葉を口にしてみてください。


どうです。その言葉はあなたにとって心地いいでしょうか。
そんなことはないはずです。


なぜか居心地が悪い感じがしないでしょうか。
いつも頭の中に良い言葉や良い感情ばかりが、浮かんで来るわけではありません。


かといって、怒りにまかせて、相手に言葉を発していれば、言った自分自身が一番損をするのです。
不満を言いたくなったら、なぜそう思ったのかを考えてみてください。


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怒りは持たないほうがいいのでしょうか。


私は、怒りを持たないほうがいいとは思ってはいません。
怒りの中でも「悔しい」という気持ち。
これはあったほうがいいのです。


自分が悔しいと感じたら、その気持ちを自分に向け、その力をバネにしていければ、自分を変えていけます。
自分を成長させていく原動力になっていくはずです。


あなたが発する言葉は、あなたの頭や心と繋がっていて、そこで感じた言葉が出てくるのです。
自分の感情を、きれいな言葉でまとめようとしても、最後はあなたの考え方、物事の捉え方でしか変えてはいけないのです。


自分から不満や怒りの言葉を無くすためには、自分と向き合って、今一度考えてみるしかないのです。


そうして、繰り返し自分に対して、なんでそう思うのかを考えていかないと、あなたは自分で不用意に発している言葉で、自分自身を傷つけてしまうのです。


あなたが、自分と向き合うことから逃げなければ、やがて使う言葉が心豊かなものになっていきます。
そのことは自分も、そして周りにも、良い影響を与えます。


それと同時にあなたの不満や怒りは減っていくのです。
あなたの周りの環境は、依然とは違い、良い雰囲気に変化させていくことが出来るはずです。


絶えず、そのことだけは、忘れないでほしいのです。


※※※



「不満や怒りの言葉を使わない」
そのためには「自分と向き合う」こと。


シンプルですが、真理だと思います。


言葉遣いを意識するのって、普段のニュートラルな感情なら可能です。
しかし、興奮状態になると、なかなか制御できません。


私は感情のコントロールがうまくできません。
だから職場では、仕事の用件以外はあまり話さないようにしています。
目の前の仕事に集中したいし、大事な場面で冷静に対応できるようにしたいからです。


若い頃と違い、雑談は減りました。
コロナ禍というのが、それに拍車をかけました。


氷河期世代でウマミの無い時代を生き続けたせいもあると思います。
個人の力量ではどうにもならない部分があります。
消耗し続けるのに、疲れたのでしょうね。


そういう屈折はあるものの、副作用で「怒りの感情」は減ったように思います。
「あきらめ」の境地なのでしょう。


まわりに迷惑をかけないようにするため、負の感情を表に出さないように注意したいと思います。
Posted by kanzaki at 06:45
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