2021年10月27日

すぐ行動する人〜徹底的な加点法の考え方

koudoukanngae.JPG

●「動こう!」動けば必ず結果が出る (ディスカヴァーebook選書)』(和田秀樹 著)より


では、すぐ動く人はどうなのでしょうか? 
たっぷりの自信があるのでしょうか。
動く前に成功の道すじが浮かんだり、ずっと温めていたアイディアがあったりするのでしょうか。
そんなことはないはずで、ここでもあっさり「やってみなければわからない」と考えるのです。


「できるかもしれないな」という程度でも踏み出してみようとするのです。
そして、これもたびたび書いたことですが、「ダメならやめればいい」と考えます。


問題は、それで信頼を失ったり評価を下げたらどうするのかということですね。
おそらく、判断に慎重な人は「そこがいちばん気になる」と答えるでしょう。


でも、動く人はそんな心配はしません。
もちろんまったく自信のないことは引き受けませんが、「やってみよう」と思ったときには失敗を恐れない気持ちになっています。
その理由は、前の章でも述べましたが、やれば何かしらのプラスがあると思っているからです。


「失敗しても自分にとってはいい経験になるだろう」
「動けばそれによって可能性を探ることにもなる」
そういったプラス効果に注目するのです。


これは徹底的な加点法の考え方です。
動いて失敗すれば減点されることもある、つまり信頼を失ったり評価を下げることもあると考えるのではなく、動くことそのものにプラス効果があると考えるのです。
わたしは人生で大切なのはこういう考え方だと思っています。
失敗を恐れる前になぜ、行動が生み出すプラス面に注目しないのかということです。


※※※


頭の中でグルグル・モヤモヤしている考えを紙に書き出すのは良いことだといいます。


理由は、事実を客観的に見つめることが出来るからです。
理想が明確になったり、ストレス軽減になるそうです。


冒頭の「行動する」というのも、同じではないかと。


そして、あれこれ動き出すと、問題点が発生します。
しかし、行動したからこそ分かったことです。
仕事は、そういう事の繰り返しですよね。
問題点が発生した際、精神的に困惑はしますが・・・。
Posted by kanzaki at 06:48
Old Topics