2021年12月08日

自分を捨てる

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●『「聞き方」を変えればあなたの仕事はうまくいく』(上阪徹 著)より


その後も、何とかうまくいく取材があったり、逆に手痛い失敗なども経験して、私はインタビュー経験を積み、そしてフリーランスになったのですが、あるとき、明らかにインタビューがスムーズにいき始めたという実感がつかめた時期がありました。


フリーになって1、2年目のことです。
緊張もしなくなって、聞きたいことも聞けるようになった。


何が違ったのか。
今もはっきり覚えているのは、自分を捨てた、ということです。


自分をよく見せようとか、大きく見せようとか、物知りに見せようとか、そういう姿勢を私は完全に捨ててしまった。
そんなことはどうでもいいので、インタビューを成功させよう、いい話を聞き出そう。
そう思うようになっていったのです。


※※※


現在のネット上では、「自分を捨てる」という考えは少ないです。
むしろ逆を推奨しているようにも見えます。


ここでいう「自分を捨てる」は、「謙虚になる」ということでしょうかね。


相手との会話のさじ加減が分からなければ、それは大いに有効だと思います。


しかし、まんまと騙されたり、手玉にのらないようにしないといけないですよね。
本当、相手に寄りけりで難しいです。

Posted by kanzaki at 06:52
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