2021年12月23日

夜はオマケの時間と割り切って、さっさと寝る

asameritto.JPG

●『「寝る前の30分」が自分を変える! (ディスカヴァーebook選書)』(和田秀樹 著)より


夜、眠気を我慢して、勉強や仕事を続けたとしましょう。
「眠くてもやらなくちゃいけない」という気持ちで、頑張ったとします。


でも、それほど効率は上がっていません。
勉強なら頭に入っていないし、仕事ならあまり出来がいいとはいえません。
集中力を欠いているので、時間をかけたわりには成果が上がらないのです。


それぐらいならむしろ、眠いときにはさっさと寝てしまい、そのぶん少しでも早起きして翌朝に作業したほうがいいのです。


朝の30分は夜の2時間に匹敵するというのがわたしの実感になります。


そのことは、おそらくほとんどの人が気づいているはずです。
最近は朝の時間活用が見直されていますから、効率の悪い夜型から、集中力の発揮できる朝型に切り替えたいと考える人も大勢いるはずです。


とくに、夜の時間をとりとめなくすごしてしまい、後悔することの多い人ほどそう考えるはずです。
それならよけいのこと、眠るのに都合のいい時間を逃がしてはいけません。


----


ここでだらだらと時間を引き延ばすのではなく、自分なりの手順や習慣にしたがって、長かった一日を締めくくることです。
それが実行できれば、夜の時間を無意味に浪費することだけは防げます。


一日の最後を、きちんと意志的に終わらせることができます。
翌朝の爽やかな目覚めが約束されます。
まさにいいことずくめなのです。


しかも、頑張る必要がありません。
眠いのを我慢して勉強したり、自分を叱咤することもありません。
夜はおまけの時間と割り切って、眠くなったら思いわずらうことなく寝てしまえばいいのです。
だれでも、すぐに実行できるのがこの方法の最大の長所になります。


※※※※※


私は毎朝4時30分に起きています。
どうしてそんなに早く起きることが出来るかというと、夜に早く寝るからです。
すさまじく簡単な事なのですが、案外、多くの同年代は実践できていません。


この本は「寝る前の30分」にフォーカスしていますが、本当は「早起きの効果」を別視点で書いているだけです。


実際、早起きを継続していると分かってくることなのですが、朝にやることはルーティーン化します。
毎朝、同じことの繰り返しです。
歯磨きと同じようなものです。


夜に比べて、「この日はこうしよう」とか特別な日は殆どありません。
朝起きてからの習慣がいつもと異なるのは、出張で朝一番の新幹線に乗るとかそういう時だけです。


毎朝、異なったことを行うということはありませんから、とびっきり楽しいわけではないです。
朝、私は読書をしていますが、そこに書かれていることに新しい発見を見いだすというのはありますね。


同じことの繰り返しなので、体の僅かな違和感とかそういう事には敏感になります。
そういうメリットは、歳を重ねるほどメリットは大きいです。


早く寝ることの効果は、「嫌なことを考えて不安になる時間」を減らすことができるというのもあります。
夜は朝よりも、「極端で不安定な感情」が巻き起こるように思います。
そんな中で過ごしても、ちっとも面白くありません。
それなら、寝てしまって感情を断ち切った方が良いです。
Posted by kanzaki at 07:00
Old Topics