2022年01月19日

日常生活の中で心を取り戻すには、「自発的行動」「振り回されない」のが一番の特効薬

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越乃雪本舗大和屋の焼き菓子「雪んこ」


●『理想の人生をつくる習慣化大全』(古川武士 著)より


【「主導権」を取り戻す】


ポジティブな感情をつくるためには、いかに生活・仕事に主導権を取り戻せるかが非常に重要です。
序章でご紹介した幸福の公式のとおり、「自発的行動」が幸福の50%を握ります。


「怠惰な感情に流される」
「予定に追い立てられる」
「上司に振り回される」


など、なにかに振り回され、追い回されて、流されている感覚ほど幸福感を下げるものはありません。


逆に、人生と生活を自分でコントロールしている感覚があると豊かさは高まります。


主導権を取り戻すには、まず自分がなにに振り回されているかを書き出し、次にシンプルなルールを決めて実行してみてください。


●例:


「朝は1時間早めに起きる」
(バタバタの毎日から抜け出す)


「朝の10分間で1日の計画を立て仕事をはじめる」
(行き当たりばったりの仕事をやめる)


「朝の30分はメールを見ず資料作成に集中する」
(突発仕事に振り回されず集中する)


「約束の15分前に到着する」
(電車遅延や渋滞で焦らされるのをやめる)


「スマホは22時にオフにする」
(つい見てしまうという惰性・依存から抜ける)


「日記を書いて1日を振り返る」
(1日に振り回されても最後は自分と向き合う)


ネガティブな感情に流されているとき、自分の豊かさを下げているとき、他動的なパターンがあるはずです。
それを好転させるためのシンプルなルールを決めていくだけのちょっとしたことから、主導権は取り戻すことができます。


※※※


「マインドフルネス」という言葉を良く聞きます。


グーグルやマッキンゼーなど外資系企業で働くハードワーカーたちは、ストレス解消や集中力回復のために、「瞑想の時間を」つくっています。


心は「マインドフル(今ここに集中している)」のときに充実感を得て、「マインドレス(心ここにあらず)」のときにストレスを感じます。
忙しい毎日の中でも、目の前の1つのことに100%没頭しているあいだは、ストレスは小さいものです。
「あれもやらなきゃ、これも忘れていた」と意識と行動が複数のものに分散すると、脳はストレスを感じます。


日常生活の中で心を取り戻すには、「自発的行動」「振り回されない」のが一番の特効薬だと思います。


会社ではそういうことも難しいかもしれません。
しかし、「朝の仕事始めに本日行う予定を紙に書き出してみる」「退社前、明日の予定を紙に書き出してみる」だけでも、随分違いますよ。


それと、私が良く書いているように、「早起きして、毎日、決まった行動をする」というのも良いです。
早起きして、15分の読書、15分のストレッチ運動、ゆっくり丁寧に歯磨きする等は、他人に振り回されない自発的行動です。
おススメです。
Posted by kanzaki at 06:58
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