2022年02月03日

悩んでも答えが見つからないのは、自身の頭の中に答えがないから

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●『ふくしごと 〜福祉で働く人のための、障害者支援の現場から伝えたい未来を考える力〜 (NextPublishing)』(冨塚 康成 著)より


面談などの際によく言うのですが、悩んでも答えが出ない時に必要なのは、インプットとアウトプットです。


悩んでも答えが見つからないのは、自身の頭の中に答えがないからです。
ならば、どこかから手に入れるしかありません。


また、いろんな人にアドバイスをもらっているのに問題が解決しないのは、自分が正しくアドバイスを理解していない可能性を疑うべきだと思います。


その答え合わせをするのがアウトプット、会話だと思います。
会話は、いろんな場所でいろんな人と話をすれば鍛えられます。


相手の専門の話を理解し、こちらも専門家として理解してもらえるように話さないとなりません。


専門外の人に自分の専門をアピールするためにできることは、単に分かりやすく伝えるだけではなく、自分の専門が私たちの生きる社会とどのように結びついているかについて、相手に実感してもらう必要があります。


そのためには社会との関係を常にイメージする必要があります。
イメージする際に力となるのが教養です。

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教養は「専門外の知識」ではありません。
「専門を活かすための知識」なのです。社会において、自分の専門知識を活かしつつも、それに固執せず、社会のニーズの変化や研究の進展に応じ、知識を「展開」できる力、様々な分野を渡り歩く柔軟性をもった人材が重視されます。


プレゼンなど、伝える方法ばかりを重視するのはなく、知識の拡充や思考力の強化がセットになって、コミュニケーションスキルは身につくのではないでしょうか。


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最近は、「インプット」・「アウトプット」というキーワードの書籍がたくさんあります。


「悩んでも答えが見つからないのは、自身の頭の中に答えがないからです」というのは、シンプルですが真理ですね。


仕事をしていて悩んでいる時の原因は、大抵これです。
だから、他者から知恵や力を借りる必要があります。
自分とは違う視点で考える人の助言が必要になります。


日々の仕事をこなしながら、そういった事をしなければいけないのは面倒と思う事もあるでしょう。
しかし、実際にやってみると前進できて、相手に対して感謝の心が芽生えますよ。


面倒と壁を作るのはやめましょう。
多分、実行することについて「怖い」という感情も出てくると思いますが、そこは「謙虚」という姿勢で臨んでみると良いのではないかと思います。
謙虚ほど実社会で役立つスキルはありませんから。
Posted by kanzaki at 06:55
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