2022年02月24日

「準備・実行・後始末」の習慣づけの大切さ

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●『負けない技術 20年間無敗、伝説の雀鬼の「逆境突破力」 (講談社+α新書)』(桜井章一 著)より


私が日々の生活で意識していることに、「準備・実行・後始末」があることは前述したとおりだ。
そして、勝負強さを養ううえでも、この「準備・実行・後始末」を習慣づけることはとても大切なこととなる。


日々の生活の中でいえば、夜寝る前に翌日の支度を整えておくことが「準備」にあたる。
そして朝を迎え、一日がスタートする。
これが「実行」。さらに夜帰宅してから、掃除、洗濯をする。
これが「後始末」だ。
こうやって、人はなにげない毎日の中でも、常に「準備・実行・後始末」をくり返しているのである。


一連の動きの中で気をつけてほしいのは、「後始末」で終わりではない、ということだ。
「後始末」をきちんとしなければ、次の「準備」には進めない。
いわば「後始末」とは、すでに次の「準備」の一部なのだ。


こうして「準備・実行・後始末」は、そのサイクルそのものが、円のようにつながり、循環している。
きちんと後始末をするということは、次の準備に素早く取りかかれるということだ。
仕事なども同じことがいえると思う。

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「勝ち」を譲る余裕こそ強い 「準備・実行・後始末」を実践し、強い人間、「負けない」人間になっていくと、その人間には「余裕」が生まれる。


余裕が出てくると思考や行動の幅も広がっていく。
自分だけでなく、相手のことも考えられるようになる。
余裕によって、戦う相手を思いやる気持ちも生まれてくる。
相手を思いやる気持ちとは、「どうぞ勝ってください」と相手に勝ちを譲るくらいの気持ちである。
そのくらいの余裕があれば、「負けない」戦いをすることができる。
勝負とはそういうものなのだ。


逆に余裕のない人は、「勝たないで」「成功しないで」と相手の失敗ばかり望んでいる。
はなからそんな姿勢で勝負に挑んでいる人が、勝負に勝てるわけがない。


※※※


【コメント】


「PDCAサイクル」の大切さを伝えているのかなと思います。


PDCAサイクルとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の仮説・検証型プロセスを循環させ、マネジメントの品質を高めようという概念です。


今までのことを「後始末」して、次の「準備」にとりかかる。
冒頭の内容を読むに、「後始末」「準備」を連続して行うことになります。
しかも、日中の「実行」で疲れた後で行うのです。
だから、生活習慣として取り入れるのが難しいのかなと思います。


この生活習慣をこなせるように工夫が必要です。


どうしたら良いかですが、まずは規則正しい生活習慣を意識するのが大前提かなと。
それには、早起きが大切。
早起きをするには、早く寝ないといけない。
早く寝るには、その前にやることを前倒ししてやっていく必要がある。
その為には無駄を省いて、なるべく数少ない段取りで済ませていく工夫をする。
そんな感じで、早起きを起点にかんがえてみてはどうでしょうか。
Posted by kanzaki at 06:54
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