2022年03月17日

2021年度の「将来なりたい職業ランキング」〜男子の小中高、女子の中高生でいずれも「会社員」が1位

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第一生命保険がアンケートした2021年度の「将来なりたい職業ランキング」


小学生男子の1位は「会社員」、小学生女子1位は「パティシエ」でした。


驚くべきことは、男子の小中高、女子の中高生でいずれも「会社員」が1位だったことです。


小学生男子は2位・ユーチューバー、3位・サッカー選手というものも挙げていますが、中学生・高校生共に2位公務員、3位ITエンジニア・プログラマーとなります。
ある意味、公務員も会社員みたいなものですし、プログラマーはフリーより会社員の方が多いんじゃないでしょうか。


選んだ理由の一つに、コロナ禍で「在宅勤務」が日常化し、親御さんと接する機会が増えたのが理由の一つと思いました。
ところが選んだ理由を見ると、「好きだから」「誰かの役に立ちたいから」「働きやすそうだから」が上位に挙げられています。
むしろ、積極的な理由なんですよね。


子供が「会社員」が憧れの職業と答えたら、聞いた大人は正直、少しがっかりするものです。
年配の方が、会社員に対してネガティブなイメージを持っています。


よくよく考えてみると、創作的な事も別段、フリーランスになる必要はありません。
むしろ個人だけでやるには限界もあるし、その人のできる範囲だけしか広がりません。


一方、会社員という組織人になれば、規模も予算も大きくなります。
個人だけではできない大がかりな事が実現できます。


自分が会社員だから思うのは、フリーランスや個人事業主だと、全てのことをこなさないといけないけれど、会社員ならば一部を専門的に行うということが可能だということです。
これは大きいと思います。


また、会社員になっていると、様々な社会保険料を会社が負担してくれます。
例えば、年齢を重ねて思うのは年金問題。
厚生年金の保険料は労使折半負担、つまり加入者本人と会社が半分ずつ負担します。
これにより将来受け取る年金は、フリーランスや個人事業主よりも圧倒的に多くなります。
厚生年金に加入することで、保険料負担はその分だけ増えますが、将来もらえる年金は充実し、半分は会社が負担してくれる。
若い頃には全く意識していませんでしたが、今になってありがたみを大きく感じます。


会社員・・・ここでいうのは契約社員や準社員ではなく正社員を指すのではないかと思います。
本当に年齢を重ねると、正社員のメリットは大きいです。
Posted by kanzaki at 07:06
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