●『成果を増やす 働く時間は減らす 高密度仕事術』(古川武士 著)より
定評のある時間術「GTD(Get Things Done)」では、「5分以内」に対応できるものはすぐにその場で処理するというルールがあります。
5分の業務をToDoリストで管理したり、別途思い出すことの労力を考えると「すぐに対応する」が効率的であるとされています。
突発への対応は柔軟性が必要です。
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生産性が低い人は、依頼されると即対応しなければ落ちつかなくて保留できません。
その結果、突発業務が飛び込んで、重要な仕事に取り組むことができません。
生産性が高い人は、すぐに対応するか、後で対応するかを明確に判断します。
「5分で終わる仕事はすぐに処理する」というルールと相反するようですが、その仕事にかかる時間や職種、役割・立場等によって最適な対応ルールは異なります。
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先延ばしする人は、「めんどくさい」「気が重い」というマイナスの感情に支配されて動けなくなってしまいます。
一方、すぐやる人は、マイナスの感情を小さくして「とりあえず少しだけやってみよう」と着手し始め、前倒しで物事を進めていけるのです。
そこで、すぐやる人になるには、初動を早くする思考を使いこなすことが解決策になります。
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先延ばしをなくすためには、まずブレーキとなるマイナスの感情を小さくすることがポイントになります。
車でたとえるならば、ブレーキを外せば前に進むようになるということです。
その解決策となるのが「チャンクダウン(具体化する)」。
次に初動を早くするには「ベビーステップ(小さい一歩で始める)」。
この2つの思考を使いこなせれば、あなたの行動へのマイナス感情は小さくなり、速やかに行動できるようになります。
先延ばしの8割は「チャンクダウン」と「ベビーステップ」で解消することができます。
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【コメント】
8月31日、夏休みの宿題を泣きながらやる経験は誰にでもあることです。
先延ばしの思考は、幼いころからあったのですね。
仕事ではさすがにそうもいきませんから、計画を立てて実行する必要があります。
ところが計画を立てていても、突発的な不意打ち案件によって、予定していた計画が進まないこともあります。
「5分以内」に対応できるものはすぐにその場で処理するというのは良いですね。
できれば、同じ内容・行動のものはひとまとめにして実行すると効率が良いです。
しかし現実はそうもいかないなら、どんどんやっつけていかねばなりません。
本によっては優先順位を考え、午前は何がなんでも一番重要なことに集中して他の事は後回しにしようと書かれています。
どっちやねん!と思う事もありますが、言っていることはどちらも正しいから困ってしまいます。
どんどんあらゆることに対応していると、心と体が疲弊します。
自覚のあるなしに関わらず。
仕事の優先順位という考えはとても大切ですが、一番大切なのは自分の心と体です。
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