●『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』(藤本 梨恵子 著)より
【イライラ予防にメモを取る】
自分のパフォーマンスを上げるためには、メモが役立ちます。
脳は「ワーキングメモリ」といって、情報を一時的に記憶することができます。
しかしこれは加齢とともに衰え、多くても5〜7つぐらいしか覚えることができないという説があります。
しかも、取引先との重要なアポイントと、クリーニングに出した服を引き取りに行くことは、脳の中では同レベルで扱われます。
だから、脳にスペースを作るために情報をメモに吐き出すことが大切です。
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好かれる人は、覚えるのではなく、忘れることで、パフォーマンスを上げています。
そして、書き出すことで「あれも、これもしなくては」という焦りが消えます。
仕事が立て込んでくると、普段温厚な雰囲気の人でも「あとにしてください!」「今、まだ、打ち合わせの途中です!」と語気が荒くなることがあります。
頭の中でやらなくてはいけないタスクが多すぎるのが原因です。
相手に八つ当たり気味に言葉を発しても、忙しくないときに親切に接すれば帳消しになると思っている人がいます。
でもやられたほうは嫌な記憶・感覚が長く残るものです。
社内で焦ってイライラすれば、当然評価が下がります。
焦らないためにも、メモにやらなければいけないこと、気になっていることなどをどんどん書き出してしまうことが大切です。
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【コメント】
やることが同時に3つ以上になるとイライラします。
その時に声をかけられたり、電話があると絶望感に満たされます。
「焦り」を少しでも緩和するためには、メモを書くというアウトプットは有効なんですね。
頭から離れなくなる悩みがあった場合、紙に書き出す方法は「ジャーナリング」と言います。
テキサス大学の社会心理学者、ジェームズ・ペネベイカー教授が実験で証明した手法です。
私の場合、ノートではなく裏紙に書くことが多いです。
最近は、iPad Proとアップルペンシル2を導入したので、タブレット上で書くことが増えました。
自分一人で考えてもうまくいかない場合、iPad Proをホワイトボードに見立て、もう一人と書きながら内容を整理します(特に、会議や打ち合わせが終わったあとに行う)。
単に会話するより、これがとても上手くいきますよ。
視覚的に時系列で書き込め、なおかつ、抜け漏れを防ぎやすいからだと思います。
しかも書いたものを相手にPDFで渡すこともできます。
おススメです。
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