2022年05月09日

他人からの高評価は「飽きたころの改善」

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(東京へ出張した際、時間が無いので大抵は駅の中で蕎麦を食べます)

●『失敗の適切な恐れ方: 圧倒的な生産性を生み出す恐怖心のコントロール方法』(掟想視 著)より


成功したいと望むなら「他人から高評価を得られるにはどうすれば良いか」を考えるしかないのだ。


どうすれば他人から高評価がもらえるのだろうか。
それは「飽きたころの改善」である。


いや、私自身が高評価がもらえる立場ではないのであまり強くは言えないが、成功者が成功していった傾向を調べてみると多くの場合、完全にどこにもなかった新しいものを作って評価が得られるようなことはほとんど無いが、それなりに大きめのヒットを出すものには「飽きたころの改善」が大きく影響をあたえているのが見えてくる。


誰もいないところでは評価してくれる人がいないので成功につながらない。
だから、まずは多くの人が好んでいるものを知ることが大切だ。
人が多くいる場所をまずは特定する。


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ただ情報を知るわけではなく実際に自分もその分野の熱心なユーザーになってみる。
たとえば私であれば実用書の熱心なユーザーなので実用書で求められているものにはいくらでも検討がつくし実用書を実際に作ろうと思えば最後まで面倒がみれる。
自分自身が全力で楽しめるようになることが本当の意味での「知ること」である。


その楽しんでいる中で「これはちょっとなんとかしたほうが良いのではないだろうか」と思う不満点をどんなものでも詳細に言語化してストックしておく。
ほかユーザーのレビューがあれば読んでみる。
その中で自分しか言ってないことを見つけてみる。
自分がわざわざ言語化しないと出てきていない不満点、それこそが新しい価値を生む源泉、言語化されていないニーズになるかも知れない。


その分野が現在大流行しているのであれば不満点はストックだけして、しばらく寝かせておく。


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他のユーザーの飽きが見え始めた時、その不満点を改善した内容を提示する。
その内容が的を射ているなら「退屈から救ってくれる救世主が来た」と好評を得られるだろう。


これが他人から評価されて成功していくための最短の方法だと様々な事例を調べていく中で確信するようになった。


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まずは「作ろうと思っているもの」で今現在一番多くの人が楽しんでいるものにあたりをつける。
ここでは架空の書籍「勉強ハック大全」とする。


その「勉強ハック大全」をまずは大好きになって楽しむ。
そして「いくら好きでもこれはちょっとつらいかな」と思うような不満点をどんなに細かいものでも漏らさず言語化して書き出していく。


たとえば「箇条書きが多すぎて読みづらい」「体言止めが多すぎて何を意図してるかわかりづらい」「雰囲気だけで中身が無い」等。


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自分が感じる不満点が出揃ったら他の読者のレビューを参考にしていく。
同じ不満を感じている人も多くいるだろうが、それは明確に悪い部分なので素直に直すとして、ここで重要なのはまだ誰も書いていない不満点を見つけることだ。
誰も書いていない不満点が自分の出したものの中にあれば、それこそが隠れたニーズになる可能性を秘めている。


こうして誰も見つけていなかった不満点を改善していった場合、おそらくは「勉強ハック大全」とはジャンルは似ていても切り口が変わることになるはずだ。


そして別のタイトルで似たような問題を取り扱う読みやすい書籍が出来上がり、既読の読者は「勉強ハック大全はわかりづらかったけど、この説明ならわかりやすいから勉強ハック大全は売ってこっちを買おう」になり、新規読者は「勉強ハック大全よりも、こっちのほうが読みやすそうだし、わかりやすいからこっちを買おう」となる。


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【コメント】


今だったら、ユーチュバーで成功する方法が上記のようなやり方なんでしょうね。
ユーザー数も多く、いろんなジャンル、いろんな切り口ができますからね。
以前は、それがブログだったように思います。


そういった趣味的なもの・副業的なものなら、上記のやり方はとても良い戦略だと思います。


問題は、日々の会社勤めで行っている仕事です。
本来は、その主たる仕事で上記のようなやり方をするのが一番だと思います。


その主たる仕事を好きならば良いのですが、多くの会社員は「会社を憎んでいる」という節があります。
そんな状態では、良いアイデアも出ないです。


日々、笑顔で過ごせないと、仕事の質も上がりません。
分かってはいても日々の事ゆえ、それが難しいものです。

Posted by kanzaki at 07:02
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