2022年05月23日

要領よく仕事をこなす人はシンプル化ができている人

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●『メンタルの強化書』(佐藤優 著)より


・・・これらが整理されず混沌としているために、仕事の順番を間違えている人が結構います。
そういう人はじつは生真面目な人が多い。
どんな仕事も先延ばしにしてはいけないと考えて頑張ってしまいます。


そうではなくて、「明日できることは今日しない」というのがポイントです。
明日できる仕事は明日に回し、どうしても今日しなければならない仕事を優先する。
残業をできるだけしないようにする「働き方改革」にも適合した考え方です。


先延ばしにできることはできるだけ先延ばしにしましょう。
その意味では図太く、ズルくなることも大事です。
このことは、そのまま精神衛生にもつながります。


そもそもどんなに大変な仕事でも、整理してみると優先順位とやるべき手順が見えてきます。
それが見えればクリアするイメージも自ずと湧いてきます。
不安や強迫観念にとらわれることなく仕事をこなすことができるはずです。


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優先順位をつけることが苦手な人は、紙に書き出して可視化することをお勧めします。
仕事の重要度と緊急度のマトリックスを作り、仕事を仕分けてみましょう。
さらに、その仕事の締め切りを明確に書き出して比較してみる。
するとやるべき仕事が時間軸の中で遠近感を持って見えてくるはずです。


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いずれにしてもこれまで話してきたことに共通するのが、シンプル化ということでしょう。
「仕事ができない人は、単純な仕事を複雑にする。仕事ができる人は複雑な仕事を単純にする」という言葉があります。


要領よく仕事をこなす人は、このシンプル化ができている人だと言い換えてもいいかもしれません。
シンプルにするということは、その仕事の目的がどんなもので、その目的を達成するにはどうすればいいかを明確にするということです。


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【コメント】


要領よく仕事をこなすにはシンプル化は大切だと語っています。


ある時、何のメリットも無いのに複雑化させようとしてきた人がいました。
その窮地を救ってくれたのが、他の人の助言でした。
それがまさにシンプル化でした。
そのおかげで逆に、大きなスケール感で無理なく実行することが出来ました。


そういう経験があるので、シンプル化の重要性は身に染みています。


シンプル化の際ですが、困るのが「例外」です。
これが一つ二つなら良いのですが、多くなってくると複雑化してしまいます。
多岐に汎用でシンプルなルールを作ることが大切です。

Posted by kanzaki at 07:04
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