2022年07月02日

賃貸か購入か〜「家を買うべき」といえる3条件

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●『Vol.1 賃貸か購入か キンドル・リノベシリーズ (ちきりんブックス)』(ちきりん 著)より


「家を買うべき」といえる3条件


最初に結論を書けば、居住用の不動産を「今、買うべき」と言えるのは、次の3つの条件をすべて満たしている人、というのが私の考えです。


1.経済的に無理なく買える状況にある

2.賃貸物件では実現できない「購入したい積極的な理由」が存在する

3.自分や家族のライフプランがある程度、固まっている


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「無理なく買う」には、物件価格と年収の比率も重要です。
あわせて考えれば、「経済的に無理なく買える状況」とは、次の2条件が満たされている状態だと言えるでしょう。


1.物件の2割の頭金を用意できている(+諸費用も現金で用意)

2.物件価格が年収(額面・世帯合算)の5倍以内


たとえば5000万円の不動産を買ってもいいのは、世帯年収が1000万円で、これまでに頭金として1000万円を貯めることができている人です。


こういう人が住宅ローンとして4000万円を借りて家を買う、というのが、私にとっては「経済的に無理なく買える」範囲の上限です。


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では、「絶対に家を買いたいと思える理由」とは、どんな理由なのでしょう?
私の場合、いま感じている「家を保有することのもっとも大きな価値」は、圧倒的に自分好みの家に住めるという価値です。


※※※


【コメント】


家を買う気なんて全くないのですが、今後の人生を考える上で「住む場所」というのは重要なので読んでみました。


結局、「それなりの年収があり、返済期間は働き続けられる人」というのが最低条件でしょうかね。
その上で、自分好みの家が欲しい人。


・・・う〜ん、どちらもない。


他県はどうか分かりませんが、新潟市は中小零細企業が多いです。
定年は60歳がほとんど。


1年ごとの雇用延長はもちろんあります。
しかし、仕事の量や責任は変わらないのに、収入だけは激減します。


そのため、60歳でさっさと辞める人が多く、せいぜい2、3年ぐらいの雇用延長で辞めています。


その背景には、「低収入でも我慢し、無理して働いてきた」という姿があります。
家庭の事情や、会社への奉仕、いろんな考えが混じっています。


そうでもしなければ維持できない社会って、なんなんでしょうかね。

Posted by kanzaki at 06:53
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