●『超訳 自省録 よりよく生きる』(マルクス・アウレリウス 著)より
「真に必要とされること、つまり人間が社会的な存在として生きるため理性にしたがって行うべきことを、必要とされるやり方で行うべきだ」
そうすれば、よりよく行うことだけでなく、より少なく行うことで心の平安がもたらされるのである。
というのも、私たちが語ったり行ったりすることのほとんどがムダなものだからだ。
そういったムダをやめてしまえば時間的余裕もできるし、余計な心配もしなくてすむというわけなのだ。
だから、いつでも自問してみるといい。「これはほんとうに必要か?」
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自分の心のなかほど静かで、面倒ごとから解放された場所はない。
自分の心のなかを見つめたとき、たちまち心が完全に落ち着くようなよりどころをもっていればなおさらだ。
心の落ち着きとは、心の秩序にほかならない。
いつも心のなかに隠れ家をもち、自分を取り戻すのだ。
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【コメント】
大昔、既に「心の断捨離」について語られていたのですね。
「より少なく行うことで心の平安がもたらされるのである」
これは本当にそう思います。
なるべく、やることを減らせば、時間も精神も削られずに済みますからね。
仕事の面だと(一人では)難しいこともあるかもしれませんが、プライベートならば(一人でも)可能です。
自分の考え方ひとつですからね。
モノを捨てる断捨離は、本当は心・考えの断捨離をするための前段階のように思います。
モノを手に入れる手間ひま、モノを管理する手間ひま、モノを捨てる手間ひまって本当に大変ですからね。
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