2022年08月01日
映画『ゴーストブック おばけずかん』の感想〜油断して観ていたら最後に泣きました
●映画『ゴーストブック おばけずかん』公式サイト
https://ghostbook-movie.toho.co.jp/
監督：山崎貴
出演：城桧吏、神木隆之介、新垣結衣
【あらすじ】
寝静まった子どもたちの枕元に現れて「願いをかなえたいか？」とささやく謎のおばけ。
どうしてもかなえたい願いがある一樹たちは、学校で噂になっているそのおばけに導かれ、「おばけずかん」を探すことに。
あやしい店主がいる迷路のような古本屋で図鑑を手に入れたものの、古本屋から出ると、そこには知らない世界が広がっていた。
一樹たちは図鑑の秘密を知る図鑑坊の助けを借りながら、おばけたちを相手に命がけの試練に挑む
2022年製作／113分／日本
映画『ゴーストブック おばけずかん』予告編【7月22日(金)公開】
映画『ゴーストブック おばけずかん』｜ 星野源「異世界混合大舞踏会」(feat. おばけ) 主題歌特別映像
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【感想】
「おばけ」の図鑑という事なのですが、この「おばけ」の定義が分かりません。
「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するような昔の日本の妖怪も出てくるし、西洋RPGのラスボス・ドラゴンみたいなモンスター系も出ます。
全体的には、ハリーポッター(観たこと無いけれど)を和風にしたような世界観です。
観客は、小学校低学年とその親御さんが多かったです。
私は、仮面ライダーやプリキュア等を上映しているスクリーンへ間違って入ったのかと思いました。
小学生向けな作品なので、あなどって観ていたのですが、最後で泣いてしまいました・・・。
いや〜、やられました。
ジュブナイルストーリーの王道。
子供達の成長物語であると同時に、新垣結衣さん演じる学校の先生の成長物語でもあるのです。
大人は、先生の成長の方に共感できると思いますよ。
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マンガで「廃バスに住む」という作品があります。
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学校の先生が主人公なのですが、実写化したら新垣結衣さんが一番ピッタリだと思っていました。
深夜ドラマでやって欲しいです。
それよりも先に、『ゴーストブック おばけずかん』にて学校の先生役をしたわけですが、生徒との距離感が近くてこれはこれで良いのですよ。
子供達が、先生というより、年の離れたお姉ちゃんぐらいにしか見ていない感じ。
多分、本人的にも恋愛モノより、今回の映画作品のようなサポートする立場の役柄の方が好みなんじゃないかなと思いました。
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小学生たちが主人公なので、数々のミッション(「おばけ」を図鑑に取り込む)の難易度はイージーモードです。
おばけたちは主人公たちを殺そうとまではしないし、そこまで凶悪じゃない。
ストーリーの展開も、大人なら先が見えてしまうわけですが、ミッションを小刻みに明るく展開していくので、さくさく観やすいです。
最後の戦いは、敵を目の前に主人公たちの会話が冗長な感じはあります。
そこは、どうしたものやら・・・。
それぞれキャラの区別をはっきりしてある小学生たち、そして学校の先生。
悪い人間がいないのは、観ていてうれしい。
ほんの数日ですが、みんなで食事や寝泊りして、なんだか修学旅行的な感じで好き。
神木隆之介さんの役柄もおいしい。
なんなら、小学生たち主人公に紛れて冒険していても違和感の無い若さがありますよね。
素敵です。
たまにはこういう作品もありです。