2023年03月28日

自分の力で変えられるものと、変えられないものの区別ができる大人

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●『50代から実る人、枯れる人 (ディスカヴァー携書)』(松尾一也 著)より


(50代になり周りから身体的・能力的・富や地位に関して)いわゆる「周回遅れ」の状態。


焦る気持ちもわかります。


そんな思いにとらわれた時は、深呼吸をしながら、アメリカの神学者ニーバーが作ったとされる「ニーバーの祈り」の言葉をたどってみましょう。


「神よ、変えることの出来ない事柄については、それをそのまま受け入れる平静さを、変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、そして、この二つの違いを見定める叡智を、私にお与えください」


私達はつい自分で変えられることを放置して、実際は変えられない社会システムや他人の評価に絶望して人生レースを降りてしまいます。


そろそろ自分の力で変えられるものと、変えられないものの区別ができる大人になりたいものです。


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面白いことに、長〜い目で見ると、学歴がスゴイ人、大手企業にいる人、デカイ家に住んでいる人、すごく本が売れた人、巨万の富を得ている人、それぞれ80歳くらいの最終的な着地点にそう大きな差はないようです。


私が仕事をご一緒した著名な講師も、晩年はみんな「チョボチョボ(失礼)」という印象です。
焦らず、威張らず、腐らず、一歩一歩、前進していきましょう。


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【コメント】


なんだかんだいって、「今日と明日」に集中して頑張っている人が強いのかなと。
(漠然とした未来に不安を感じても、なにも進まない)


なんだかんだいって、「自分が好きなこと」に夢中になっている人が強いのかなと。
(嫌なことを延々とやっていても、結果は出ないし評価もされない)


他人の評価をそこに加えると、急にやる気が落ちます。
笑顔とか余裕も消えてしまいます。


あなたにとっての「今日と明日」「自分が好きなこと」にフォーカスしてみましょう。

Posted by kanzaki at 07:02
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