●『明日も前へ 歳を重ねても楽しいことがいっぱいある』(吉沢 久子 著)より)
【たった数分のうたた寝も立派な休息】
今の暮らしのなかで、「休み」というものを意識することはあまりありません。
仕事と仕事の合間に少しずつくつろぐ、それだけで休息を得られるからです。
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週末や連休など、世の中のカレンダーに沿った日程に「どこに行こう、何をしよう」と予定を組んで遊ぶことだけが休みではない、と思います。
1時間でも30分でも、くつろげるひとときを大事にし、それを満喫すれば、心や体の疲れはすいぶん抜けやすくなるものではないでしょうか。
たった数分間のうたた寝も、立派な休息です。
仕事中に「ちょっとくたびれたな」と思って手を止めていたら、いつの間にか居眠りしていた、ということがよくあります。
誰に見られることもない、ひとり暮らしの気楽さですね。
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【コメント】
吉沢 久子さんは、家事評論家・生活評論家として活躍。
2019年3月21日、心不全により101歳で逝去。
長年、新潟日報に連載を書いていたので、新潟の人にとっても馴染みのある方です。
若いころは、休日にどこへ行った、何して遊んだなどと行動的なものです。
年を重ねると、仕事で休暇が押しやられてしまい、何もできなくなります。
疲れて何もできなくなる。
平日は、「今度の週末は、これをやるぞ」と考えるけれど、実際にその日が訪れると、疲れてなにもできなくなります。
期待していたことができなかったことが、精神的な苦痛になってしまいます。
年齢を重ねたのですから、もうそういう妄想はおしまいにしようかなと思います。
大きなイベント的なものは、いいかなと。
日々の中の細切れの空き時間を大切にしようと思うのです。
その方が、ワークライフバランスにふさわしい生き方なのかなと。
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