●『定年前、しなくていい5つのこと〜「定年の常識」にダマされるな!〜 (光文社新書)』(大江 英樹 著)より
(定年後、)私は、気持ちはともかく生活様式は、やはり変えた方がよいと思います。
具体的に言えば、それまで「時間をお金で買う」生活をしていたのを、逆に「時間でお金を買う」スタイルに改めた方がいいだろうということです。
ーーーーーーーーーーー
身近な例で言えば、夫婦共働きでご飯を作る時間がないから日常的に外食している、こまめに掃除をする時間がもったいないので、ハウスクリーニングのサービスをお願いする、旅行に行く場合も自分で宿屋や切符を手配するのが大変なので、パッケージの旅行に申し込む……等々。
このように「時間をお金で買う」習慣は、程度の差はあれ、誰もが身につけていたと思います。
※※※※※
【コメント】
「時間をお金で買う」を「時間でお金を買う」にする。
これはなにも定年後ではなく、現役世代にだって良いことだと思います。
世間で言う「丁寧な暮らし」というのは大方、「時間でお金を買う」ですから。
当然、現役世代がすべてのことに対し、「時間でお金を買う」は不可能です。
ましてや、お子さんがいればますます無理です。
現役世代は、「時間でお金を買う」をエッセンスとして取り入れてみる。
その目的は、「心の穏やかさを取り戻す為」です。
私は心がきつくなった時、あえて丁寧な動作をするようにしています。
食事の時なら、がっつかずに、ゆっくり丁寧に食べる。
身体を洗う際、ゴシゴシ適当にせず、ゆっくり身体をいたわるように洗ってみる等。
多分これらは、深呼吸と同じ効果が得られるように感じます。
まったく違うことをするのではなく、日常の行動を丁寧にしてみるというのは、自分を取り戻すのに良いことだと思っています。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |