●『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』(ボブ・トビン 著)より
では、優柔不断を治すベストな方法は何でしょうか?
選択肢を検討したら、深く息を吸って、思い切って決めることです。
決められずに落ち着かない状態が続くよりも、よい結果になると想像してみましょう。
まだ決断する準備ができていませんか?
ならば、タイムリミットを設定してください。
「金曜日までに決断する」と口に出すのです。
いったん決断したら、後ろを振り返ってはなりません。
決めたことを貫いてください。
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決められない悩みから解放された喜びを感じてください。
今、目の前で新しい扉が開こうとしているのです。
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今やっていること、学んでいることを楽しむ姿勢――目の前のことに集中していれば先のことを心配する余裕はありません。
この姿勢が決断をずいぶん楽にしています。
彼は先のことを心配するのではなく、今を生きることを選んだのです。
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「木を植えるのに一番よい時期は」で始まる中国の古いことわざ。
答えは「20年前だった。それと、今である」。
これはあなたのキャリアにも当てはまります。
あなたの望むキャリアや人生に向かって舵を切るのに遅すぎることはありません。
必要なスキルを身につけるのに遅すぎることはないのです。
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もし新しいことに挑戦するあなたの決断が周囲の人たちに理解されないときは、説明する機会を持ってください。
そして、この壁を―自分自身や周囲の人たちについて―知るチャンスとして生かしてください。
でも最終的には、自分の決断に自分が納得できればいいのです。
これは自分勝手とは違います。
自分を大事にするということです。
計画や決断について人に相談し、アドバイスを求めてもかまいませんが、最終的にあなたのキャリアに責任を負っているのはあなた自身です。
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【コメント】
人生を大きく左右する選択の時、日本人は「安定」を望むように思います。
年功序列が崩壊したといろんな書籍では書かれていますが、一定以上の規模の企業は違う。
表向きの役職は年功序列が崩れていても、賃金体系は旧態然としています。
働いた年月の長さで賃金が増えていく。
日本の人事評価は抽象的なモノが多く、尚且つ、判定結果の優劣がそこまで賃金に反映はされません。
それは温情であり、家族的な考えからではないかと思います。
長く勤めれば賃金が増えていく。
それは、投資の世界の「複利効果」と同じです。
投資の世界のほうが、実は旧態然としているように思います。
ある意味、心理戦の世界で有効なわけですから、それが正解なように思います。
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【複利効果とは?】
複利とは、運用で得た利益を元本にプラスして再投資し、その合計金額をもとに利益を得る方法です。
複利では利益が利益を生むため、運用期間が長くなるほど発生する利益の金額が大きくなります。
これを「複利効果」と呼び、効率よく利益を得るための方法として知られています。
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大きな決断は素晴らしい。
けれど、失敗したときのリスクは、なんだかんだで保証は欲しいものです。
だから私は相手に対し、無謀と思える選択なら、称賛はしないと思う。
現状の働きをしながら尚且つ、余った時間の中で、その選択を試すことを勧めると思います。
本当にやりたいことなら、細切れの時間、空いた時間を使ってでも有効に利用し実践しますから。
それで試してみて、本当に自分の選択が進むべき道なのかを考えてもよいのではないかと思います。
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