●『時間錬金術 「いつかやりたい」を「いまできる」に変える時間のつくり方・使い方』(宮崎伸治 著)より
哲学者エピクロスは快楽主義を説きました。
快楽主義といえば、現在では当時と異なった意味で解釈されています。
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現在では、快楽をとことん貪る主義だと解釈されているのです。
しかし、エピクロスが快楽主義を説いた真の目的は心の平静を得ることです。
事実、彼は肉体的な快楽ばかりを求めても幸せにはなれないと説いています。
彼は肉体的な快楽よりも心の平静を得たほうが何倍も幸せだと考えたのでした。
では、心の平静を得るにはどうすればよいでしょうか。
これについて、彼は「隠れて生きよ」という名言を残しました。
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この言葉の本当の意味は、あまり多くの物事に関わってしまうと心が乱されるので、それを避けなさいということです。
現代人はあまりにも多くの物事に関わるがあまり、本当に自分が好きなことができにくくなっています。
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では、どうすれば「隠れて生きる」ことができるでしょうか。
自分ができる範囲で「心が乱される可能性があるもの」から遠ざかることです。
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同僚との付き合いを制限する、出席が任意の会合には参加しない、ウィンドーショッピングをしない……。
「心が乱される可能性があるもの」から遠ざかることができれば、その分、落ち着いて暮らせるようになります。
それだけでなく、好きなことに何倍も打ち込めるという副産物も得られます。
自分なりに「隠れて生きる」方法を探してみましょう。
見つかれば見つかるほど落ち着いて暮らせるようになります。
それによって肉体的な快楽にふけるより何倍も心地よい心の平静という「快楽」が得られるのです。
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【コメント】
「隠れて生きる」というのは、情報過多な時代には必要な知恵ですね。
ネット(特にSNS)や動画視聴、スマホを制限するのもありでしょう。
実際、そういうのを制限している方が、本当にやりたいこと、絶対にしないといけないことにに集中できます。
あらこれ手を出すことで充実できるかといえばそうでもない。
お金と時間を無駄にするだけのことも多いです。
どうか限られた時間です。
隠れて生きることで、本当の自分の人生を歩みましょう。
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