2024年09月14日
大きな目標は細分化する
●『まるごと覚えて 頭も良くなる Ａ４・１枚記憶法』（池田 義博 著）より
繰り返しますが、大きな目標は細分化してください。
なんとなく大きな目標に立ち向かうのではなく、１回あたりに記憶する量を決めること。
それが脳にプレッシャーを与えず、機嫌よく働いてもらうコツです。
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一説によると、万里の長城は、全国から集められた作業者をグループ分けし、グループごとに工事を進めていったのだとか。
また、各グループには、それぞれ担当範囲が割り当てられたそうです。
作業者らは、担当範囲の完成を自分の目標として設定し、力を尽くして働いたといいます。
このシステムは、脳の本性を理解した素晴らしいものです。
「決められた範囲を仕上げるよう、尽力すればよい」と明確なゴールが見えているため、日々モチベーションを落とさず、作業を積み重ねられたわけです。
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担当範囲もゴールも全く提示されず、作業を命じられたら。
「できるところまででいい、とにかく急いでやりなさい」という頼み方をされたら。
「どれだけ頑張っても終わるわけがないし、充実感も得られなくて虚しい」
「自分が生きているうちに、長城の完成を見ることはないだろう」
遅かれ早かれ、このような悲観的な思いに引きずられてしまうことでしょう。
ちなみに万里の長城の公式の長さは２１１９６・18�辧Ｆ�本列島の長さを約３０００�劼箸垢譴弌△覆鵑箸修裡掲椶冒蠹�します。
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記憶作業に取り組む時も、全く同じ。
大きなゴールを漠然と掲げるのではなく、細分化した小さな目標を立て、「達成した！」という喜びをこまめに味わいたいものです。
これが、前にもご紹介した「スモールステップ」の考え方です。
【例】
１「今から３ヶ月後の資格試験に合格したい」
2「今から１ヶ月後には、過去問が解けるレベルに到達したい」
3「２００ページのテキストを今から１ヶ月で理解、記憶したい」
4「毎日７ページずつ記憶すれば、１ヶ月間で確実にテキストを終えられるはず」
このようにゴールを明確に意識することは非常に有益です。
そこから逆算をして、タスクを細分化できるからです。
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さらに言うと、スタートからゴールまでを、適当でよいので何度も往復するように学習し、対象の全体像を摑むことも大切です。
個別の事象には囚われ過ぎず、大局観を摑むことです。
逆説的に思えるかもしれませんが、大局観を摑むことで頭の中に�狢舅鉢瓩�形成され、その後、細かい個別の事柄を大枠に埋めやすくなります。
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【コメント】
仕事も、大きな目標は細分化。
これが鉄則ですよね。
昔と違って人が少ない。
その中で完遂するには、確実に物事を仕留めていかないといけません。
仕留める確率を高めるには、物事を細分化するしかありません。
それにより、精神的にも絶望化を阻止できます。
多分、この精神的な面が一番重要だと思います。
心を守りましょう。