●『時間錬金術 「いつかやりたい」を「いまできる」に変える時間のつくり方・使い方』(宮崎伸治 著)より
でも、そんな多忙なビジネスパーソンであっても立派に「修行」をする方法があるのです。
その方法とは、いまの仕事を精一杯がんばることです。
社会学者マックス・ウエーバーはこれを「現世内禁欲」と言いました。
あなたがいまやっている仕事は、本当はそれほど好きな仕事ではないかもしれません。
学校を卒業したときにたまたま縁があって入っただけの会社の、たまたま配属された部署で与えられた仕事なのかもしれません。
もしかするとすぐにでも転職したいと思っているかもしれません。
でも、だからといって手を抜いたり、いやいやながら仕事をしていたりしては、「修行」にはならないのです。
事情はどうであれ、あなたがいまの仕事に就いている以上、その仕事で精一杯がんばることです。
それが「現世内禁欲」の本来の意味なのです。
どんな仕事であれ、精一杯がんばっていれば、それによって自分に磨きがかかり、やがて新しい道が開けてくるでしょう。
もし嘆きたくなったら、いまの仕事は自分に与えられた「現世内禁欲」をするための「修行」だと捉え、精一杯働きましょう。
じつはそれが本当に好きな仕事をする近道になることだってあるのです。
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【コメント】
会社を辞めるためには、まずは今の職場で一生懸命働いたほうがいい。
確かに、経験者からもそう聞きました。
矛盾していますが、その方がエンジンがかかります。
かえってその方が、転職活動も並行できたりします。
転職の際、履歴書の他に職務履歴書を書きますが、書く内容は実際に仕事を並行しながらの方が書きやすいそうです。
むかつく奴とも、辞めれば会わなくなるからどうでもよくなり、仕事上の会話もしやすくなるそうです。
なんていうか、そういう奴がお子ちゃまに見えるのだとか。
だから、あーだこーだ言われても、「はいはい、うんこ漏らしてぐずっているんでちゅか?」と、生暖かい目で軽くあしらえるのだそうです。
その人はそうやって、今までの職場よりもホワイトで給料の高い会社へ転職できました。
嫌な時期だからこそ、一生懸命やる。
その為には心身ともに健康的な日常生活が必要です。
良い習慣で整え、仕事を遂行する。
そうやることで、良い人生を歩めるのです。
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