●『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』(ベンジャミン・ハーディ, 松丸 さとみ 著)より
【「先例」が時に失敗の呼び水になる ──成功者に「一発屋」が多い理由】
ひとつの環境にはあまり長居しすぎないほうがいい。
同様に、ひとりのメンターに長く師事しすぎないほうがいい。
中国の哲学者、老子のこんな言葉がある。
「生徒が準備できたとき、教師は現れる。
そして、生徒が本当に準備できたとき、教師は姿を消す」
適応能力の高い学習者でいるということは、ひとつの段階には決してとどまらないということだ。
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どの段階にも、ルールや学びはある。
そして学び取るまで、教えは繰り返される。
しかし、あまりにも多くの人が、成長途中のひとつの段階で進歩が止まり、特定の環境に適応しすぎてしまう。
そこのルールに慣れ、そのルールに基づく暮らしが生み出す結果に満足するようになってしまうのだ。
いわゆる「成功者」のほとんどが、それ以上はなかなか成功できない理由はここにある。
作家のグレッグ・マキューンは、「成功が失敗を促す触媒になる」と指摘している。
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成功に酔ってはいけない。
手にした結果や進捗に甘んじてはいけない。
自分がどこまで来たかを認識しよう。
しかしそこで立ち止まってはいけない。
これまでと変わらずに、自分よりもレベルの高いメンターや競争相手に囲まれるようにしよう。
これまでと同じように、仕事の質や自分の貢献度のレベルを上げ続けよう。
「固定型マインドセット」には決してなってはいけない。
あなたは水のように流動的な存在だ。
どれだけ変われるかに、限界などない。
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【コメント】
ふと気づいたのですが、そういや最近、自分にメンターがいません。
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メンター(Mentor)とは、ビジネスシーンにおいて、新入社員や若手社員の成長や精神的なサポートをする役割を担う人のことを指します。
指導者や助言者、支援者とも呼ばれ、メンターが指導やサポートする対象者をメンティー(Mentee)といいます。
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仕事の場でも、人生という広義においても、メンターがいなくて久しいです。
別段、自分が成長して上の階へ上がったとも思っていません。
そんな自惚れ屋でも自信家でもありません。
以前なら、相談する相手がいたり、背中を追いかける人がいたものです。
けれど、今はいない。
年齢を重ねるとそういうものなのでしょうか。
幸い、いろんなことを一緒に考え行動を共にしてくれる人はいます。
これは本当にありがたく、感謝しています。
自分が上の階へ歩むためのメンター。
今、自分が欲っしているのは、そういう師匠です。
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