●『自分を磨け! (ディスカヴァーebook選書)』(宮崎伸治 著)より
『加藤諦三の文章の書き方・考え方』(加藤諦三著 PHP研究所)」の紹介
なぜ彼らは書けないのでしょうか。
その答えはズバリ、「書けないもの」を書こうとしているからです。
要するにカッコつけようとしているのです。
文章を書くには、「こういう文章を書くべきだ」というのが最初にあって、それに沿って書こうとするから書けなくなるのです。
それで、もやもやもやもやしているうちに、結局、書かずじまい、ということになるのです。
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本書の著者である加藤諦三氏は、すでに300冊以上の本を出されているのですが、そこまで大量の文章が書けた秘訣は「考えていることをそのまま書いた」ことらしいです。
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考えてみれば、考えていることをそのまま文字にすることなら、だれでも簡単にできることです。
というのも、人間、常に頭の中では言葉で何かを考えているからです。
「あー、腹減った」でもいいのです。
今日はとりたてて書くことがなければ、「今日はとりたてて書くことがない」とでも書けます。
そのように思ったことを思った通りに書いていれば、実際、文章は書けるし、うまくなるのです。
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どんなスタイルの文書であれ、基本は「書けないもの」を書こうとしないことです。とにかく書けるところからどんどん書いて、あとでいくらでも推敲すればいいのです。
そうしていれば、いつの間にか言葉に対する感性が磨かれ、やがて文章名人になれるのです。
「書き出せない」という悪癖を絶つにはこのことを覚えておくといいでしょう。
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【コメント】
加藤諦三氏の本って、読んでいる人の心の中の隠したい部分をほじくるけれど、その悩みについての解決法は大して書いていないというのが私の印象です。
さて、昔は「活字」で自分の考えを書きたければ、出版社で印刷、発行してもらう必要がありました。
今の時代、ネットでいくらでも書くことができます。
絵、写真、動画だって自分で配信できる。
それで商売するならともかく、多くの人はそうやって表現するだけで十分満足です。
そういう意味でも、ネット時代はありがたいです。
もし、そういう時代に生まれていなかったら、こうやって書いていませんでしたもの。
もう20年以上、こうやって書いてますからね。
振り返るに、そのおかげで自分の人生は随分と好転したように思います。
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