●『自分を磨け! (ディスカヴァーebook選書)』(宮崎伸治 著)より
※『新版 年収300万円時代を生き抜く経済学』(森永卓朗著 知恵の森文庫)
そんな時代背景のもと、数年前に「年収300万円」というのが流行語になりました。
大手企業で年収600万円とか800万円とか稼いでいる人でも、いざリストラされてしまったら、タダの人になる可能性は大です。いざ転職しようと思って、ハローワークに通ったところで、月収20万から25万円の職しか求人募集がない、ということになりかねません。
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ですから、コネがある人や特別な才覚がある人を除けば、「リストラされたら年収300万円」というのも、あながちウソとも言えません。
しかし、そんな時代だからこそ、今の仕事に疑問を抱いている人には、「今の仕事を続けることで本当に自分が育つのかどうか、本当に幸せになれるのかどうか」を真剣に自問すべきなのです。
言い換えれば、リストラされたときに、胸を張って「私にはこれがある」と言えるようにならなければならないのです。
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だからこそ、「今の仕事を続けることで本当に自分が育つのか否か、本当に幸せになれるのか否か」を考えなければならないのです。
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会社が自分を守ってくれることが期待できないこれからの社会では、自分の成長につながることをドンドンやっていくべきなのです。
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百歩譲って転職先がすぐに見つからなくても、自分を犠牲にすることが少ない分、不幸になる可能性も低いはずです。
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【コメント】
宮崎伸治さんも、森永卓朗さんもバブル世代だからね。
就職氷河期時代を生きてはいても、当事者ではないからね。
今の時代、就職氷河期時代が、自分にしかない才能を磨く「時間」「暇」が作れるのは、ほんの一握りですよ。
しかも磨いても、それが食い扶持になるのは難しい。
こうも低迷・混迷した時代だと、特別なものは必要とされない、二の次だから。
就職氷河期時代はもう、「老い」を考えなくてはいけない時期になりました。
結局、救済なんて無かったので、自分自身で守っていかなければいけない。
長期スパンでの人生設計を考える余裕はないですから、その日その日を大切にする考えへシフトしないといけません。
大きなことはどうでもいい。
誰しもが与えられる1日24時間を大切に使いましょう。
それは人から見える形じゃなくてもいい。
「考え方」「思考」です。
考え方を変えていくだけでも、1日の生き方は変わっていくものです。
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