●『「すぐやる人」のノート術』(塚本 亮 著)より)
頭のなかや心がモヤモヤしているときは、何もしたくないと思うことでしょう。
なぜかモヤモヤするけど、そのモヤモヤが何かわからないということもあるでしょう。
これは自然なことで、誰しも経験することです。
ここで重要なのは、そのモヤモヤを解消する方法を知っているかどうか、です。
私は大学生のときに心理学を学び、紙に思っていることを書き出す効果を知りました。
それ以降、頭のなかや心がモヤモヤするときは紙にどんどん書き出していくことを習慣づけています。
このノート術をクレンジングノートと呼んでいますが、書けば書くほど、頭のなかがスッキリしていく感覚を味わうことができます。
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米テキサス大学のジェームズ・ペネベーカー教授は、自分の心のなかにあるものを15〜20分間かけて自由に書くことで、感情は整理されて前向きになれるとしています。
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私がオススメをしたいのはA4の用紙を横にして、1件1ページで書き込んでいくことです。
A4用紙の真ん中に、テーマをさっと書いて、あとは自由に書きたいところにどんどんと書いていきます。
先ほども言ったようにつながりや体裁は一切気にせず書きましょう。
中央に書くテーマは、疑問文であると脳にスイッチが入れやすくなります。
テーマは基本的になんでもいいので、疑問文を書き出すことが大事です。
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【コメント】
テーマを紙の真ん中に書く手法は、マインドマップの亜流でしょうか。
書き出すという行為は非常に良いと思います。
「手書きでアウトプット」は世間ではもてはやされています。
大抵の書籍はそう書かれています。
私感ですが、手書きでアウトプットし、その後にパソコンで清書という手法ができる人は、それなりに頭の中がロジックな構成な人だと思います。
そういう人だから、書籍を出版できるわけでして。
ロジックじゃない人の場合、単にキーワードを紙に書き出しても、それぞれのキーワードのつながりが発見できません。
ゴミがゴミのまま。
しかも、無作為に紙の至る所に書き出すのもだから、視点が定まらずに頭が回転しない。
結局、実行に結びつきません。
発達障害及び近しい人の場合、ロジックな人と同列に実行してはいけない。
無作為なキーワード(及びフレーズ)をどんどん書き出して、それらを組み合わせるなんて高等技術は、真似するのが難しい。
そういう人の場合、「テンプレート」に沿って、「パソコン」で書くのが無難です。
仕事の場合は大抵、過去に似た事例があるもの。
それをテンプレートにして、今回の実情にはめてパソコンで作っていくのです。
なんでパソコンを推奨し、手書きはスルーするかというと、発達障害及び近しい人の場合、ミミズがはったような汚い文字のことが多いからです。
解読不能。
自分で書いたのに、自分でそれが理解できない。
テンプレート(過去の似たような事例)という先人の知恵を使った方が、枠にはめてスムーズにいきます。
こういう人達に限って、「謎の自分ルール」で進めようとし頓挫しますし。
書籍に書かれているやり方を真似してみたけれど、結局実行できない場合、テンプレートという考えで進めるのをオススメします。
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