●『整える――心のストレスを消す練習』(枡野 俊明 著)
誰からも好かれようなどとは考えないことです。
それより、できるだけあるがままの自分でいようとつとめることです。
「毀誉褒貶(きよほうへん) 相半ばする」といいます。
周囲に一〇人の人がいれば、こちらをよく思ってくれる人は五人、快く思わない人が五人いるというのが、世の中というものです。
あるがままの自分でいて、たとえひとりでも、それをそっくり受けとめてくれる人がいたら、もう、それで十分ではありませんか。
なにより、取り繕うところも、装うところも、誤魔化すところもないのですから、心は軽々としていられる。
その自分を受けとめてくれる相手とは、絆と呼ぶにふさわしいつきあいができるはずです。
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【コメント】
八方美人にならず、あるがままの自分でいる。
それを自然にできるのは、50代になってからではないでしょうかね。
それより前は、理屈でわかっていても、納得するまでにはいきません。
その年齢になってから、あるがままで行動しても、過去の経験から、社会行為を逸脱することはありません。
そういう意味では、歳を重ねるのも悪くありません。
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