2024年12月04日

「後始末」ではなく「次の準備」と考える

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●『生きるのがラクになる「心の洗い方」―――ゆっくり、じっくり――禅が教える「生活の知恵」 三笠書房


※「後始末」ではなく「次の準備」と考える
────自然と心が前向きになる発想のコツ


「男子厨房に入らず」も今は昔、最近は料理が趣味という男性が増えています。
しかし、総じて後始末は苦手。
使った調理器具や食器がいつまでも流しに放っておかれたりする、というのが定番です。  


こう考えたらどうでしょう。
「後始末」と思うから面倒になるし、すぐに手をつけられなくなるのです。
「後始末」ではなく、次に気持ちよく料理をするため、楽しくつくるための「準備」だったとしたら、受け止め方は変わってきませんか?


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寝る前にテーブルをこぎれいにしておくのは「後片づけ」ではなく、翌朝、快適に目覚めるための「準備」になるし、洗濯だって汚れ物の「後始末」ではなく、清潔に装うための「準備」になると思うのです。  
やることは同じでも、断然、やる気が違ってくるでしょう。


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友人とのちょっとした諍いも、絆を深めるための準備です。
さぁ、「準備の思想」で、しなやかな強い心をつくりましょう。


トラブルや困ったことはすべて「次への準備」


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【コメント】


一眼レフカメラを所有していた頃。
撮影が終わって帰宅したら、必ずカメラ一式を綺麗に清掃していました。
次の撮影の際、気持ちよく撮影するためです。
また、清掃することで細かい異変や不具合にも気付くことができました。


メジャーリーグで活躍していたイチロー選手も、必ず試合後は試合道具の清掃をしていたそうですね。


確かに「後始末」ではなく、次への「準備」と思えば、意識も変わってきます。


そういう意識だと、身の回りも綺麗、整理整頓になっていきます。
使ったら元の場所へ戻す習慣になるからです。

Posted by kanzaki at 07:06
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