●『生きるのがラクになる「心の洗い方」―――ゆっくり、じっくり――禅が教える「生活の知恵」 三笠書房
※「後始末」ではなく「次の準備」と考える
────自然と心が前向きになる発想のコツ
「男子厨房に入らず」も今は昔、最近は料理が趣味という男性が増えています。
しかし、総じて後始末は苦手。
使った調理器具や食器がいつまでも流しに放っておかれたりする、というのが定番です。
こう考えたらどうでしょう。
「後始末」と思うから面倒になるし、すぐに手をつけられなくなるのです。
「後始末」ではなく、次に気持ちよく料理をするため、楽しくつくるための「準備」だったとしたら、受け止め方は変わってきませんか?
-----------
寝る前にテーブルをこぎれいにしておくのは「後片づけ」ではなく、翌朝、快適に目覚めるための「準備」になるし、洗濯だって汚れ物の「後始末」ではなく、清潔に装うための「準備」になると思うのです。
やることは同じでも、断然、やる気が違ってくるでしょう。
-----------
友人とのちょっとした諍いも、絆を深めるための準備です。
さぁ、「準備の思想」で、しなやかな強い心をつくりましょう。
トラブルや困ったことはすべて「次への準備」
※※※※※
【コメント】
一眼レフカメラを所有していた頃。
撮影が終わって帰宅したら、必ずカメラ一式を綺麗に清掃していました。
次の撮影の際、気持ちよく撮影するためです。
また、清掃することで細かい異変や不具合にも気付くことができました。
メジャーリーグで活躍していたイチロー選手も、必ず試合後は試合道具の清掃をしていたそうですね。
確かに「後始末」ではなく、次への「準備」と思えば、意識も変わってきます。
そういう意識だと、身の回りも綺麗、整理整頓になっていきます。
使ったら元の場所へ戻す習慣になるからです。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |