2024年12月06日
こだわりが生まれる、心が縛られる
●『生きるのがラクになる「心の洗い方」―――ゆっくり、じっくり――禅が教える「生活の知恵」 三笠書房』(枡野 俊明 著))。
「これこそ人生の指針！」「これが求めていた情報だ！」となると、それだけがフォーカスされて、視界が狭くなってしまいます。
こだわりが生まれる、心が縛られる、といってもいいでしょう。
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名言や情報に触発されるのも結構ですが、心をそこにとどめないことの方がもっと大事。
「白雲自在」という禅語があります。
雲はそのときどきの風にまかせて自由自在に流れていく。
その姿にこだわりは微塵もありません。
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「次から次に欲しくなる」、つまり執着が執着を生むという構図は、どこまでいってもとどまることがありません。
スパイラルに陥って、満足というものを得られなくなるのです。
お釈迦様は入滅される前の最後の説法のなかで、「知足」ということに触れています。
「足ることを知る人は、貧しくても心が安らかだ。足ることを知らない人は、たとえ裕福であっても心の安楽を得られない」
それが、お釈迦様がいわんとしたこと。執着はどうしても湧いてきます。
だから、思いきって�狄瓩胆擇覘瓩海箸�大事なのです。
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禅語の「放下着」は何もかも打ち捨てろ、ということですが、腹を決めて吹っ切り、「もっと」の思いを捨ててみると、心の豊かさ、安らかさを実感できます。
本当の幸せを味わえるのは「足ることを知る人」
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【コメント】
Amazonブラックフライデーセールの真っ最中に、上記を引用するのもなんですが・・・。
足ることを知ると、モノをかき集めて生きてきたのとは異なる満足感、充足感があるものです。
しかし、ダイエットと同じで、執着とか物欲とかは波があるものです。
常に心を一定にするというのは難しいです。
完璧を求めると、それはそれで執着になってしまいます。
最終的に求めているのは、穏やかな笑顔。
それを忘れてはいけません。