2024年12月10日
私たちは悩みについて悩んでいる
●『サイコパスに学ぶ成功法則』(ケヴィン・ダットン, アンディ・マクナブ 著)より
私はパースにある西オーストラリア大学の友人を訪ねた。
コリン・マクロードは臨床心理学の教授で、不安障害の専門家だ。
そして長年の臨床経験から、まったく何でもないことに対して脳がどのように不安に陥り、取り乱した状態になってしまうかを、彼は知りすぎるくらいに知っていた。
「多くの場合、私たちは悩みについて悩んでいる」コリンはこう説明した。
「私たちは自分が悩んでいる物事と、自分が悩んでいることで生じる物事についての悩みを合体させてしまう！
やがてこの�狷鷦‥�な�畴困澆�優位になって、物事が混乱し始める。
二次的な悩みは徐々に問題の中心に──つまり一次的な悩みになる……」
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実際に私たちがやっていることといえば、コリンが説明した二次的な感情、つまり感情についての感情から少しでも遠ざかろうと、巷に存在するありとあらゆる方法を駆使して、心のほの暗いパブに逃げ込み、逆にその感情にとらわれてしまっているのだ。
オリジナルの一次的な感情は、間近に迫った締め切りのストレスかもしれない。
派生した二次的な感情は、�爛好肇譽垢魎兇犬討い襪海箸離好肇譽広瓩澄�
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いまの感情を消そうとせず、そのまま受け止め、その感情が過ぎ去ったあとには心を整理し、その感情に対してきっちり反省をすればいいのだ。」
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タニアは治療を受けるまで──自分でも気づくことなく──悩むことについて悩んでいた。
彼女の恐れからは二次的な恐れが密かに派生し、派生した恐れ自体が大きくなり始めていた。
しかし彼女が現在に意識を集中すると、つまり自分の不安をじっくり味わうようになると、二次的な恐れはすぐに消えてなくなった。
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私は何も、一生かけて貯めたお金を捨てろとか、そういうことをアドバイスしているわけではない。
私が勧めているのは、シンプルで強力でとても基本的なテクニックだ。
もし次回、あなたがやるべき難しい何かに悩んで怖じ気づいていたら、こう自問してほしい。
●もしこんなふうに感じていなかったら、私はどうするだろうか？
●もし他人がどう思うかを気にしなかったら、私はどうするだろうか？
●もしいま悩んでいることがどうでもよければ、私はどうするだろうか？
そして、あなたがこの問いへの答えを出すことができたら……それをただ実行すればいい。
とても簡単だ！
ロケット工学のように難しくない。
ただ実行あるのみだ。
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【コメント】
「多くの場合、私たちは悩みについて悩んでいる」
ああ、確かにそういう感じですよね。
結局、解決法は「今に集中する」「今を生きる」。
東洋的な考えです。
そして、どんどん行動する。
私も今年は、そうやって乗り切ってきました。